イライラする原因は食生活かも？

この記事でわかること

こんにちは、WaReKaRaゼミ代表『対人不安解消の専門家』ザッキーです。
今回はWaReKaRaゼミ生でもあり、健康アドバイザーをしているえりかさんに、食生活と感情との関係についてお話を聞いてみたいと思います。
えりかさん、こんにちは。

ザッキーさん、こんにちは。よろしくお願いします！
私自身が食生活を見直していく中で、体の不調が少しずつ改善してきたということと、以前よりもマインドが穏やかな日が増えたように感じますし、食と感情の関係は思っている以上に奥が深いように思います。
最近の世の中では、さまざまなストレスでイライラしてしまうという人も多いですが、その原因の一つに食生活が関係しているのかもしれません

僕も普段はあまり食生活を意識していなくて、外食が多くなったり、忙しくて簡単に済ませることも多いです。イライラしたり疲れたりする時は、食生活を見直してみるサインなのかもしれませんね

そうですね。私たちの消化活動は食べ物を五感で感じることから始まっているので、ゆっくり味わって食べることも大切になってきます。「美味しい」「楽しい」と感じることで消化活動が活発になり、結果的にイライラの緩和にも繋がります

そうなんですね。イライラを和らげるための食生活のコツがあればぜひ実践したいです

はい、このイライラという感情を和らげて出来る限り穏やかな毎日を送るためにはどんなことに気をつければ良いのか、ということをお話しようと思います

食生活とイライラの関係

私たちがイライラしてしまうのは、確かに周りの影響等もあるとは思いますが、原因の1つとして、食生活が関係しています。

ザッキーさんはここ一週間の食生活を振り返ってみて、食事のバランスはどんな感じでしょうか？毎日３食食べていますか？また、どんな気持ちで食べているでしょうか？

３食食べてはいますが、食事のバランスを考えれているかと言われると出来ていない時も多いと思います。
仕事のことを考えたりしていると、ちゃんと味わって食べれていない時もあるかもしれません

食生活ではもちろんバランスも大切なのですが、思考の部分もとても大切になってきます。なので、食事の時間を有意義にするだけでも穏やかな時間が増えると思いますよ。　
そのしくみについてもお話しします

私たちの三大欲求の一つである「食べること」は「生きること」なので、食生活を疎かにしていると、少しずつ体やメンタル面に影響が出てきます。

特に女性の場合は、ダイエット目的で食べる量を極端に減らしている人が多いため、体調を崩しやすくストレスも感じやすい状態に陥りやすくなります。

また、食べ物を選ぶ時にも「これは太るから食べてはいけない」「こっちの方が身体に良いかな？」など色々と神経質に考えてしまうことも、脳にはストレスになってしまいます。

毎日の食生活を楽しむこと、そしてしっかり食べることで私たちはエネルギーに満ちてストレスにも強くなり、イライラする頻度も減らしていくことが出来ます。

その理由として、食べることは自律神経のバランスを整える役割があるからです。

この自律神経は交感神経と副交感神経があり、昼間は交感神経が優位になり、夜になると副交感神経が優位になりリラックスモードに入ります。

この交感神経と副交感神経のバランスが崩れると、ストレスになりイライラすることが増えたり、免疫力低下にも繋がります。

食べることで副交感神経優位の状態になり、心を穏やかにする作用もあるのです。

たまに職場でランチ前にイライラしている人がいると思いますが、お腹が空いた状態が長く続くということも、自律神経のバランスが乱れる原因になるので注意が必要です。

基本的には食べることを疎かにせず、毎日３食丁寧に楽しく食べることが大切になってきます。

そうなんですね。食べることで自律神経を整えることが出来るなら、毎日しっかり食べようと改めて思いました

食事の回数が少なかったり、食べる量が極端に少ないということも自律神経の乱れに繋がりますが、食事を選ぶ観点では菓子パンや加工食品なども食べる頻度が増えてくると、私たちの体調や感情の乱れに繋がってきます。
福崎さんは普段お菓子や加工食品などは食べますか？

はい、チョコレートや菓子パンを3時のおやつに食べることが多いですし、肉系の加工食品なんかもよく食べます

今は美味しいお菓子やパンも増えていますし、つい食べてしまいますよね。
食べすぎなければ全然問題ないのですが、普段の食事でそういったものが多くなると、低血糖症になることがあるので注意が必要です

そうなんですね。低血糖症とはどんな症状なのでしょうか？

低血糖症は、血糖値が必要以上に下がってしまう場合に起こる症状のことで、最近では食生活が原因で低血糖症になっている人が増えていると言われているんです。その点についてもお話していきます

イライラは低血糖症の可能性あり

この食生活による低血糖症はどんなことが原因なのでしょうか。

これは主に、お菓子や加工食品、清涼飲料水の摂りすぎであったり、早食いの習慣や糖質制限が原因であると言われています。

お菓子や加工食品に含まれる糖分は、お米などに比べると身体に吸収されやすいという特徴があります。そのため血糖値は急上昇しますが、自律神経やホルモンがこの血糖値を下げようと反応して急降下した結果、低血糖の状態になります。

この血糖値の急激なアップダウンは、私たちが思っている以上に身体に負担がかかっているものなのです。

低血糖の主な症状としては

等があげられます。

けっこう身近にある症状なんですね。気付かないうちに低血糖症になっている可能性もあるということですね

そうなんです。最近イライラする日が多いなと感じる時は低血糖症になっていることが原因かもしれません。このちょっとした不調が積み重なる前に、自分なりに対処していけたらいいですよね。
最後に、穏やかな毎日を送るために食生活で気をつけることをいくつかご紹介します

イライラの解消法

腸内環境を整える食事

幸せホルモンと呼ばれるセロトニンは腸で作られるので、腸内環境が整っていると自然と穏やかに過ごせるようになります。

セロトニンは肉や魚などのたんぱく質に含まれる必須アミノ酸から合成されるので、意識して摂るといいでしょう。

いっぱい食べる必要はないので、毎回の食事で少しずつ摂ることをおススメします。 また、セロトニンの合成にはマグネシウムやビタミンなども必要なので、緑黄色野菜やナッツ類、大豆製品、海藻類、赤身の肉などもバランスよく摂ると効果的です。

お米をしっかり食べる

菓子パンやインスタント食品に含まれる糖は身体に吸収されるスピードが速く、血糖値のアップダウンが激しくなってしまいます。

これにより先ほどお伝えした低血糖症になり、イライラの原因にもなりやすいです。

反対に、お米に含まれる糖は血糖値を緩やかに上昇させる効果があり、リラックス効果も高まります。

ですが、私も甘い物がどうしても欲しい時には我慢せず食べますし、食べる時は楽しみながら食べるようにしています。

一番大切なのは食べることに対してストレスを感じないことです。

ながら食べをやめる

最近は男性も女性も忙しく働く人が増え、パソコンやスマホで仕事をしながら食べる人も多くなってきたのではないでしょうか。

手軽に食べられる食品が増えたのも理由の一つだと思います。

ですが、何かをしながら食べることは食事に集中している時よりも消化活動が衰えてしまいます。

なぜなら仕事モードだと交感神経が優位なままになっているからです。

消化機能がしっかりと働くようにするためにも、食事の時は食事に集中することが大切ですし、自律神経も整いやすくなります。

神経質にならず楽しんで食べる

冒頭でもお伝えしましたが、もしかしたらこの思考の部分が一番大事なのかもしれません。

ダイエットをしていたり美容に気を遣ったりしていると、どうしても食べ物に対するジャッジが多くなってしまいますよね。

あまりに神経質になると、それが知らず知らずのうちにストレスとなって蓄積していきます。

心配しながら食べるのではなく、「美味しい」「楽しい」と感じながら食べることで、より自律神経が安定してイライラを緩和することに繋がります。

なるほど。僕もついスマホを見ながら食べてしまうことが多いので、なるべく食べることに集中したいです。
今回のお話で、食生活とメンタル面が深く関わっていることがよくわかったので、今以上に食べ物に感謝して楽しみながら食べようと思います

よかったです！食べることは毎日のことだからこそ、ストレスなく幸せな気持ちで食べることで、生活の質が変わってくると思います。
ぜひ参考にしてみてください

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