簡単に自信をつける方法とは?RASとは何か知れば行動できる【心理学】
この記事でわかること
☑️ 「人は簡単に変われない」という言葉の心理学的裏付け
☑️ それでも人は簡単に変われるということ
☑️ 変わるために必要なこと
こんにちは、WaReKaRaゼミ代表「対人不安解消の専門家」ザッキーです
以前の記事で
「捉え方」によって感情や結果が変わるとお伝えしました。
捉え方を変えるワークもありますとお伝え致しましたが、
そもそも自分に自信が無くて自己評価が低かったら捉え方を変えるのは難しいと思いませんか?
「でも、私なんて・・・」「だって・・・どうせやっても意味ないし・・・」
そんな風に考えると捉え方を変えるのは難しそうですよね。
私が今まで相談に乗ってきた方たちの中にも頻繁に上のような言葉を使う方は多かったです。
というか、私が相談に乗っている方達でこのようなワードを口にされる方が多いのは、ある意味当然のことなんです。
それはどういうことなのでしょうか。
お答えする前に、早速ですが今回の記事の結論をお伝えします。
「でも」「だって」「わからない」を禁止ワードにする
ことです。
それによって自信がついてきます。非常に簡単ですよね。
ではなぜこのワードを禁止するだけで自信が向上するのか。
今回は脳科学に基づいてそんな「自信の話」をしていきたいと思います。
〜目次〜
RAS機能で情報を取捨選択する
脳幹網様体賦活系(のうかんもうようたいふかつけい)
という部位があります。
英語でReticular Activating System
その頭文字をとってRASと呼ばれています。
細かい名称を覚える必要はありません。
RASによる働き、つまり「RAS(ラス)機能」というものがあるとひとまず知ってください。
RAS機能により、飛び交っている多くの情報から人は自分に必要な情報を取捨選択しています。
言うより実感してもらう方が早いですね。
有名な実験なので知っている方も多いかもしれませんが、
見たことが無い人はまず動画を見てください。
(動画を見るまで、記事の続きを読まないでください)
「動画の中で白いユニフォームのチームが、何回パスをするか数えてください」
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「ところで、ゴリラがいたことに気づきましたか?」
「え、ゴリラってどういうこと?画面の端に居たの?」と思った方は再度見返してください。
悠々と真ん中を歩いていくゴリラに驚きませんでしたか?笑
私も初めてこの動画を見たときはゴリラの存在に気づきませんでした。
つまり人間の脳は必要な情報を取捨選択しているんです。
この脳による重要な情報の取捨選択の機能のことをRAS機能と言うのです。
もし最初の質問が「ゴリラがどんな動きをするか教えてください」だったらあなたの脳にとってゴリラが重要な情報として認識されるので、容易にゴリラを見つけることができたはずです。
「行動しない理由」が続くワード
では一度、先ほど禁止したワードに戻ってみましょう。
「でも」「だって」「わからない」
が禁止したワードでしたね。
これらのワードは全てそのワードに「行動しない理由」が続く言葉です。
「でも、やったことないからできないよ…」
「だって忙しくて時間が無いからできない…」
「わからないからやらない…」
本当はあなたの目の前に「その問題を解決する手段」「いまの状況を変えられる行動のきっかけ」があったとしても、これらの禁止ワードをあなたが使っていると「行動しないこと」があなたにとって重要であると脳が認識して、行動しないための情報ばかりが目につきます。
つまり、これらの禁止ワードを普段から使うことによって、脳は「行動しない理由を裏付ける情報」を選び取ってしてしまうんです。
使う言葉を変えるだけであなたの五感に触れる情報は大きく変化してくるということです。
そして、このRAS機能は普段の無意識による情報の取捨選択も行っています。
むしろ無意識下の選択の方が圧倒的に多いです。
考えてみてください。
動画では「パスを数える」という基準で情報を選定していましたが、普段はどのような基準で情報を選定しているのでしょうか。
それは当たり前ですが「あなたにとって重要かどうか」です。
例えばあなたが「ベンツが欲しいな〜」と普段から考えていたら街中でやたらベンツが目につくようになります。これはベンツがあなたにとって重要な情報になっているからです。
車に対して特に興味がない人にとってはベンツも重要ではないので、あなたと一緒に街中を歩いていてもベンツはおろか車種やメーカーの違いに対しても全く認識していないはずです。
現状を維持しようとする脳
そして、脳にとって一番重要なことはあなたが「死なない」ことです。
死なないためには変化しないことが重要です。
なぜなら今までと変わらないことをして変わらない情報を選択していれば、今までのように(死なずに)生きていけるからです。
ちなみに脳の「変化を止めようとする動き」のことを心理学的ホメオスタシスと言います。
人は自分にとって安全で心地いい快適な空間(コンフォートゾーン)の中にとどまろうとする、という話は聞いたことのある人も多いのではないでしょうか。
つまりただでさえ脳は現状を維持しようと強く働きます。
あなたが現状を変えない行動をする後押しをしてきます。
そしてあなたは実際に「だってチャレンジしても時間が無駄になるかもしれないし・・・」と言う言葉を口に出し「チャレンジしても無駄な理由」を見つけ出してきます。
「チャレンジした方が良い理由」も転がっているかもしれないのに、です。
そうすると結局、あなたは当然、行動に起こさず、
そんな行動力の無い自分に対してどんどん自己評価が下がっていきます。
自己評価が下がっているあなたの脳は、そんなあなたの現状を変えないように情報を選んできます。そしてあなたも言い訳を口にし・・・・
という風に、無限に下降するループに突入していきます。
このループを断つには何かを変えないといけません。
その中で一番簡単なことが、
「でも」「だって」「わからない」を禁止ワードにする
ことなのです。
おわりに
さて、ここまでで大事なことは
「いま現在のあなた自身やあなたを取り巻く状況は、全ていままでのあなたの行動や選択によるもの」
だということです。
目の前には様々な選択肢がころがっています。
そして、その中であなたの脳が今のあなたを維持する情報を選んでくるのです。
何も意識していなかったら現状を維持し続けてしまいます。
逆に言うと、理屈が分かっていれば対処できます。
今日からあなた自身と環境を変えていきましょう!
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