価値観合わない人にイライラ…別れるべき?【対策紹介】
この記事でわかること
- 「価値観が違う」とはどういうことか
- 価値観が違う人との接し方
- 生きやすくなる考え方
こんにちは、WaReKaRaゼミ代表「対人不安解消の専門家」ザッキーです
「彼氏(彼女)、恋人と価値観が合わない」
「あの人、あの上司、あの同僚は私の考えを分かってくれない」
いつも同じようなことでケンカをしたり、イライラしたりしていませんか?
「もう、同じ価値観を共有できる人だけと付き合っていければいい…」と周囲と距離を置いてしまったり。。。
そんな人に今回は、
ちょっと生きやすくなる「価値観についての考え方」をお伝えしたいと思います。
〜目次〜
「価値観が合わない」という時の”価値観”とはそもそも何か?
価値観とは「個人の考え方、自分の中で大切なこと」の基準です。
まず想像してみてください。
【例】仕事をしている最中、あなたの仕事のやり方に関して上司からアドバイスされました。
その時、あなたはどう感じますか?
① やった!期待されている!
② うわぁ、注意されてしまった…
①を選んだ人の感情としては
「よし!もっとがんばろう!」(プラスの感情)
②を選んだ人の感情としては
「もう僕なんてダメだ…」(マイナスの感情)
例のように、同じ出来事でも①と②の受け取り方では、結果としての感情が大きく変わりますよね。
それは、
①の人は「アドバイスをもらえることは良いこと」という価値観を持っていて、②の人は「指摘されることは悪いこと」という価値観を持っているからです。
このように「ある出来事が起こった時に、自分がどう受け取るかで、結果(感情・行動)が変わる」という考え方を論理療法の世界では「ABC理論」といいます。
A:Acrivating event【出来事】
B:Belief 【価値観・信念・思い込み】
C:Consequence【結果】
自分の解釈や思い込み(Belief)が、その後の感情や行動(Consequence)を良い方向へも悪い方向へも導いてしまうのです。
↑ABC理論について詳しくはこちらの記事にまとめていますので、ぜひ目を通してみてください^^
価値観は違って当たり前
皆さんの気になるところは「B:価値観」の違う人とどう接したら良いかということですよね。
それを説明する前に「価値観はどのように形成されるのか」を考える必要があります。
価値観とは、生まれ育った環境や今までの経験、触れてきた情報等で決まります。
例えば「家事は女性がするべき」という価値観を持っている人は、亭主関白な家庭で育ったかもしれないし、テレビや漫画など触れてきた文化の影響もあるかもしれません。
「家事は女性がするべき」という価値観の男性は家事を女性に任せるでしょうし、お願いされたとしても、「仕方なく手伝ってあげた」という感覚でしょう。
お願いした女性からすれば、「なんでそんな態度なんだろう?」とイライラするし、
男性側も(仕事を押し付けられて迷惑だ…)と感じますよね。
反対に、父親が料理や洗濯などを好んでする家庭で育ったり、兄弟で平等に分担してきた経験がある場合、「家事は女性の仕事。女性が家事をするべき」というような価値観は生まれにくいでしょう。
自分から進んで料理や掃除をするなど、抵抗感なく家事をおこないます。
本人に悪気などなくて、環境や経験がその人の価値観を形成しているのです。
また、同じ環境で育った家族や兄弟でも価値観が違うことが多いですよね。
同じ家庭で育ったとしても、全く同じ物を見て、全く同じ経験をすることが出来ないからです。
二人兄弟の兄の視点で考えたとき、兄には一人っ子の時期があって親の愛を独り占めしていましたが、弟が生まれて寂しさを覚えたり責任感が生まれたりしますよね。弟の視点からだと生まれた時から兄という目上の存在がいるので兄とは明らかに異なる状況です。
つまり異なる家庭・異なる環境で育ってきたのなら尚更、同じ価値観でいるということは難しいですよね。
価値観は違って当たり前なんです。
「価値観が合わない」という理由で人を遠ざけても、結局また違う価値観の人と必ず出会います。
「上司と合わないから」と転職しても、価値観が合わない人は新しい職場にもまた現れます。
それは、あなたと同じ価値観の人などいないからです。
↑記事の中であなたがどんな価値観を持っているか知ることができる価値観のリストをプレゼントしています!ぜひ目を通してみてください^^
価値観の違う人との付き合い方とは?
それでは「価値観の違う人とどう接するか」についてです。
自分が当たり前と思っている価値観が、相手にとっても当たり前とは限りません。
価値観が合わないから離れるのではなく、まずは違いを受け止めてみましょう。
そして、「どこまでだったら許容できるのか」考えてみませんか?
相手を変えるよりも、自分が変わるほうが遥かに簡単です。
例えば、10分前行動すべきという人は、相手が1分でも遅刻すればイライラするし、どうして遅刻するのか理解できないと思います。
もしかすると、平気で遅れる人は、5分以内だったらOKというルールで生きてきたのかもしれません。
時間を守らない相手にイライラするのではなく、まず違いを受け止めて考えてみましょう。
この人にはどういう価値観があるんだろう?
何を大切にしているんだろう?
どうしてそういう行動をとったんだろう?
自分の中での「相手に対する想像」にはなりますが、一旦頭の中で整理してみると感情に振り回される事なく冷静に対処できることも増えます。
落ち着いて考えることで自分と相手の違いも理解できてきます。
相手の価値観を変えなくても、自分の考え方を少し変えるだけで、イライラがなくなって、お互いの気持ちが楽になりますよ。
ちなみに「いや、相手の考え方や大切にしている事はわかったけど、どうしても相手に考え方を変えて欲しい」ということもあるでしょう。
それでも「自分の価値観こそ正しい」とばかりに相手の考え方を無理やり変えようとしてはいけません。
先ほどの例のいつも時間に遅れてくる人に対して、会議など絶対に遅刻NGな場合を考えてみましょう。
そういう方にはそもそもの集合時間を早めに伝えたり、理由を説明して10分前に来てもらうなど、冷静に取れる対処はあると思います。
「私はこう思う」「私はこうして欲しいと思っている」と素直に伝え、お互いの妥協点や許容範囲を話し合うことも大切です。
それでも悩む方は自分の価値観を見直していこう
それでも他人との価値観の違いに悩む方もいると思います。
自分のことを分かって欲しいと思う方もいるでしょう。
もしかすると、あなたは「べき」という価値観に縛られてしまっているかもしれません。
今までの例で言うと…
・仕事は一人で完璧にするべき
・家事は女性がするべき
・時間は守るべき
などですね。
〇〇しなければいけない、〇〇しないとダメだ…という価値観は自分を追い込んでしまい、同時に相手のことも追い詰めてしまいます。
自分の中にある「べき」という価値観を手放して、「〇〇という考え方もありかも!」と思えると、ちょっと生きやすくなります。
きっと、人間関係も変化していくはずですよ。
最後まで読んでくれてありがとうございます。
もしあなたが、「変わりたいけど変われない」「〜べきという価値観を手放したいけど、その価値観に縛られてしまっている」と一人で悩んでいるなら、どうかお気軽にご相談ください^^
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