WaReKaRaゼミ内観合宿|自分を深く知る合宿|2022/7/16~7/17

ザッキー

こんにちは、WaReKaRaゼミ代表『対人不安解消の専門家』ザッキーです。

先日、久しぶりにWaReKaRaゼミで内観合宿を実施しましたので、こちらで行ったことをシェアします^^

前回の内観合宿は島根県の出雲で行いましたが、今回はみんなが集まりやすいように大阪で実施しました。前回の内観合宿についてはこちら↓

WaReKaRaゼミでは個人で行う毎日ワークやZOOMでオンラインを中心に行うグループワークなどがありますが、今回のように実際に現地で集まってワークをしたり合宿も行っています。

では、「内観」とはなんなのかというと、簡単にいうと「自分を深く知る」手法です。

質問やワークを通して過去や価値観などを掘り下げていき、

自分の気づいていなかった感情や思考の癖に気づき、解釈を捉え直していきます。

複数人で行うことで、同じようなことで悩んでいる他人を通して自分を知ることもできます。

このようにがっつり自分と向き合うということを一泊二日で時間をかけて行っていきます。

まず、参加当日までに皆さんに「事前課題」としてシートを記入してもらいます。

上記のシートはザッキーが例として記入した事前課題の一部です。

このようにまず一人で自分自身と向き合って文章化するだけでも自分自身を客観視できたり、過去の放置していた課題と改めて向き合うことができたり、とかなり効果があります。

このように自分自信を振り返ったり見つめ直すということは「やったほうが良い」と頭では分かっていても面倒で中々実行できないと思います。

このようになかば強制的に自分と向き合う時間を作ってもらうことは大事です。

ゼミ生の声

事前課題に取り組んだことで改めてその時その時の感情や自分の性格特徴を知る良いきっかけになりました。 記入することで視覚化できたことも良かったです。

ゼミ生の声

皆さんの過去を見ていると自分よりよっぽど辛い人生を歩んでいたり、乗り越えてきていて、すごいと思ったことと、意外と思ったことや、共感できること、見習いたいと思うことなどたくさん思うことがあった。 当然だが、自分よりしんどい人は世の中に沢山いるんだと感じた。

ゼミ生の声

自分自身のことを振り返ってアウトプットしたことで、改めて俯瞰してみることができたこと。昔と今の考え方が少し変わっていることに気づいた。

上記は感想の一部ですが、このように事前課題だけでも自分の成長や変化を実感できたり、自分は一人で悩んでいるのではないんだと感じることができたと思います。

内観合宿1日目

合宿には20代から40代の方まで、男女半々ぐらいが参加されました。

1日目は15人で、このようなスペースで実施しました。

ワークごとに2人ペアで行ったり、3〜4人1組で行います。

内観合宿の前提

まず、この場は心理的に安心・安全の場である必要があります。

「これを言ったら変に思われるかな…」と思いながらでは、安心してコミュニケーションが取れません。

この場に集まっている人たちは、あがり症・社交不安障害・対人恐怖症など、何かしらコミュニケーションに対して苦手意識を持っている人がほとんどです。

「この場所なら何を言っても大丈夫。この人たちなら否定せずに聞いてくれる」

このように普段、職場や友人間では話せないこともここでは吐き出せるという安心感を作ることが大事です。

全体に対してシェアしている様子

ワークごとに全体でのシェアの時間を設定しました。

基本的に、ザッキーから指名せずにできるだけ皆さんに自発的に発表してもらいました。

人前で話すことが苦手なメンバーも「このような機会だからこそ」と自分から意見や感想をシェアしていました。

ザッキーから見ていると、皆さん間違いなく成長していて、前進を感じられました。

今回の内観合宿では、1日を通して10個ほどのワークを行いましたが、今回はその中から一つのワークをご紹介したいと思います。

ポジションチェンジワーク

ポジションチェンジは実際に座っている位置を変えることで、相手の見え方や感じ方を知ることのできる手法です。

一人でも行うことのできるワークですが、実際に目の前に相手がいることでより臨場感を持つことができます。

1日目は「最近、怒りや悲しみ、嫉妬などを感じた特定の相手」を想像してもらってワークを行いました。

(ちなみに二日目は「自分自身」に対してポジションチェンジのワークを行いました。自分自身に客観的に声かけを行います)

WaReKaRa内観合宿ポジションチェンジワーク
ザッキーがポジションチェンジのやり方を説明している様子です

以下のような流れでポジションチェンジワークを行いました。例えば、職場の特定の上司に対して苛立ちや不満を感じる出来事があったとします。

①まずはその上司に対する自分の感情や言いたいことを書き出します。

②そして実際に目の前にいるペアの相手にその上司との関係性や、上司の性格、状況の説明などを行います。

③そして「目の前のペア相手がその上司だとしたらどんな言葉をかけたいか」を考えて実際に声に出して、伝えます。

④次は座っている場所を入れ替えて、自分がその上司になりきって、さっき自分が伝えた言葉を受け止めた上で上司なりの言い分や考えを想像して声に出します。

⑤自分とペア相手で俯瞰して、どう思ったか、どうすればより関係性を良くすることができそうか、をシェアします。

ゼミ生の声

言葉にして言うことで自分がこんなこと思っていたんだと気づいたこともあった。 相手の想像した人の事を話し合っているとその人の立場とかも考えさせられて、立場が違うと考え方も違うのかなと思えた。

ゼミ生の声

相手の立場になって考えることで自分ばっかりにフォーカスしない感覚を感じれた

「相手の立場に立つことの大切さ」は改めて言うまでもなく何度も言われてきていることではありますが、中々本当の意味で相手の立場に立つことは難しいです。

今回のように実際に立ち位置を変えて、相手の気持ちを想像してみる。そして、実際に思っていることを声に出してみる。普段することではないですが、そうすることで実感をともなって相手の立場を想像することができます。

また、怒りや苛立ちなど何かしらの感情を持つことはあってもそれを相手に伝える、ということ自体が普段はなかなか無いと思います。波風を立てないために、思っていても我慢することが多いはずです。

今回のように自分の感情も言葉にすることで改めて「あ、こんなことを思っていたんだ。こうして欲しかったんだ」と自分が気づいていなかった気持ちや欲求にも気づけたりします。

内観合宿1日目その他

1日目のみの参加メンバーは、1日目の最後に全体の前で発表をするワークを行いました。

あがり症のメンバーで「実際にすごく緊張している」とみんなの前で話していましたが、話を聞いているメンバーからも経験談のシェアがあったり、「話を聞いている側からはこういうふうに見えているよ」という客観的な意見の交換が活発に行われました。

参加した本人たちにとって、非常に有意義な時間になったようです。

そして、1日目の最後に全体でバーベキューを行いました。

お酒を飲みながらより深い話ができたようです。

集まって人前で食事をするのが苦手なメンバーも多かったですが、お互いに気遣って話しかけあったり、自分からも積極的に話しかけることで安心できる場を自分でも作ることができたりと成功体験につながっていました。

内観合宿2日目

内観合宿2日目

二日目は、1日目から通して参加しているメンバーと二日目のみのメンバーで10人の参加でした。

内観合宿2日目

二日目は1日目より少しワークの数自体を減らして、5人ずつのグループか二人ペアで実施しました。

基本的には1日目に行ったワークを行い、

後半は、一人に対して40分ほどの時間をかけてじっくりとメンバーで話し合うワークを行いました。

内観合宿2日目
2グループに分かれて、1対多でシェアを行います

まず一人に「今向き合っている悩みや課題」と「これからこうしていきたい」という話をシェアしていただきます。

他のメンバーはその課題に対する質問や深堀り、また自分はこんな経験をしたという話や、純粋に応援するような言葉かけなど、しっかり時間をかけて一人一人と向き合いました。

ゼミ生の声

しんどいし向き合いたくない部分も向き合うし、未熟な自分を感じたけど、過去の自分と今の自分に向き合うことができた。かなりストレートに突っ込んでいただいて、思い込みに気づけた。中々一人ではできないことだと思った。

ゼミ生の声

しっかり時間をとってもらえたことで、自分のことを深掘りできたし、仲間に深く知ってもらえて嬉しかった

ゼミ生の声

自分の過去の辛い体験や今後の夢や自分の理想像を大勢の人の前で話すのは初めての経験だったので緊張や不安もありましたが、みなさん本当に真剣に聞いてくれて胸が熱くなりました。

自分の話をしっかりと時間をかけて聞いてもらうこと、また他人の深い悩みにも触れること。

このような経験から今回の合宿の目的でもある「ありのままの自分を出すことや、みんなを味方だと思うこと、また成功体験を得ること」にもつながったと思います。

最後にはこのように、メンバー全体の前で目標を色紙に書いてシェアしました。

目標を言葉にして宣言することで、自身を鼓舞することにもなりましたし、お互いに目標を応援しあえる状態になれたようです。

おわりに

ゼミ生の声

みんなで食事するのはすごく苦手で、極力そういう場面は逃げるか一人でいることが今までの人生多かったが、一人でいると皆さん話しかけに来てくれて、嬉しかった。

ゼミ生の声

普段本音をあまり出さずに今まで人と接していたので悩みを通してありのまま出して人と接することができたのが今まで自分自身やってこなかったので良いきっかけになりました。

ゼミ生の声

ハードなところもありましたが、お世辞抜きに「最高」でした。
行ってよかった。充実感でいっぱい。

ゼミ生の声

悩みを抱えてるのは自分だけじゃない。仲間がいるんだと思える素晴らしい機会。
人が怖くなった人、信じられなくなった人にはぜひ参加してもらいたい。

最終的に、参加したゼミ生には合宿を通して多くのことを学び取ってもらえて、それぞれにとってとても実りのある時間になったようです。

「内観=自分を深く知る」というと簡単ですが、深く知るということは実際簡単ではありません。

普段の連続した日常からあえて距離を置いて、この内観合宿のような非日常的なまとまった時間をとって自分と向きあうことがとても大事です。

また、ただそういった時間を設ければ良いのではなく、メンバー同士の安心感も非常に大事です。

今回特に実感したのが、このWaReKaRaゼミのメンバーは

「お互いにコミュニケーションや対人関係で悩みを抱えている」からこそ「他のメンバーに対して共感できるとても優しいメンバー」です。

だからこそ、お互いに自分が普段は他人に見せられない弱みの部分もシェアしたり、共感しあうことができていました。

WaReKaRaゼミでは、また今後もこのように内観合宿を行っていきます。

今回の記事をご覧になってWaReKaRaゼミに興味を持っていただいた方、またワークについてもっと知りたいと思った方などは、ぜひこちらのLINE@からご連絡ください。

WaReKaRaゼミについて詳しくはこちらをご覧下さい。

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