脇見恐怖症は嫌われる?【検証方法とは】
脇見恐怖症で悩んでいる人の中には、自分の視線を気にするあまり、見てしまうことで周りの人から嫌われてしまうのではないかと心配している方がいます。
実際に脇見恐怖症で悩んでいる方達からは
・隣の人や斜め前の人を見てしまって、顔をそらされることがあります…
・「迷惑そうな表情」や「イライラした感じ」を出してこられます…
・気持ち悪がられたり、嫌われていると思います…
という相談をいただくことも多いです
そこで今回は、脇見恐怖症の方の「嫌われるかもしれない」という悩みについて解説します。
この記事では、「自分の視線や態度を客観的に確認する方法」を説明し「長期的な対策」もご紹介します。
脇見恐怖症で嫌われてしまうのではないかと心配な方は、この記事を参考にして一緒に対策を実行していきましょう。
↓「脇見恐怖症ってそもそも何?」「どんなことで悩んでるの?」という方はこちらの記事をご覧ください。
〜目次〜
脇見恐怖症で嫌われる事はある?
まず、結論から言うと、「”脇見恐怖症だから嫌われている”ということはほとんど無い」です。
本人は「脇見をしていることが周りに伝わっていて、気持ちわるがられているんだ」と思ってしまっていますが、そもそも脇見していると言うことは周りには伝わっていません。周りの人からしたら、「脇見ってなんのこと?」と言う状況なんです。
それでも脇見恐怖症の方は、細かい気遣いのできる繊細な人が多く、自分の視線が不自然なのではないか、目を見て話が聞けないことで相手を不快にしているのではないか、と不安になってしまいます。
そんな不安が積み重なることで「私の視線が不快だから避けられているに違いない」など、相手の行動について極端に考えてしまう傾向にあります。
実際に脇見恐怖症のために嫌われていると考えている方たちの声を、ツイッター上で集めてみましたので紹介します。
脇見恐怖症の方は、このような不安を抱えてしてしまうことが多いのです。
「周囲から見えている自分」と「自分が想像している自分」
脇見恐怖症で「他人から変に思われていて嫌われている」と考えている時、「”自分が想像している自分”を他人も認識している」と考えてしまっています。
そもそもあなたは、「自分のイメージ」とはどのように構成されているのか考えたことはありますか?
上のような「ジョハリの窓」と言う心理学のモデルがあります。就活の時や自己分析の時などにワークなどをしたことのある人もいるかもしれません。
この下の4つの枠に当てはめて、「自分から見た自分」と「他人から見た自分」の情報を切りわけて分析します。
このジョハリの窓から今回何が言いたいか簡単に言うと、あなたが「自分自身で認識している自分らしさ」と「他人が思っているあなたらしさ」には重なっている部分もありますが、
一致していない部分もあるということです。
あなた自身は「自分はこう思われているに違いない」と思っていても「他人は全くそんなつもりもないし、そんな風に思っていない」と言うことは多いです。
まず前提として、「自分のイメージは自分で思っていることだけが正解ではない」と言うことを認識しておいてください。
【実は嫌われていない】周囲から見える自分を知る
先程、結論として「”脇見恐怖症だから嫌われている”ということはほとんど無い」とお伝えしました。
そもそも脇見恐怖症の人が、自分の視線や態度のせいで周りの人から嫌われていると考えてしまうのは、「他の人とは違って自分だけ不自然な態度をとってしまっている」という思い込みから起きています。
では実際には、あなたは周りの人に対してどのような態度をとっているのでしょうか。
それを確認するためには、人と話している時の自分の目つきや表情がどう見えるのか、周りの人のことをどのくらい見ているのか、どのような時の態度が不自然なのかを、客観的に確認してみることが必要です。
確認方法は、友人や家族にチェックしてもらったり、ビデオカメラで撮影してみる方法があります。
認知行動療法の中でおこなわれる「ビデオフィードバック」という技法です。
実際に僕も、カフェなど周りに人がいる環境でクライアントの姿を撮影して目の動きを一緒に確認してみるワークを行ったりしています。
もし可能であれば、友人やご家族と一緒にカフェなどに行ってチェックしてもらったり、客観的なコメントをもらうともさらに効果があります。
カメラで撮影された自分の姿を確認することで、周囲から自分の姿がどう見えているのを客観的に知ることができます。
実際に撮影して確認してみると、自分が心配しているような不自然な態度はなく、ほとんど視線も動いていないことが確認できます。
自分が心配していたようなおかしな態度ではないことが確認できれば、不安の軽減につながりますので、ぜひ試してみてください。
脇見恐怖症で嫌われるという思い込みを減らすための長期的な対策
ビデオフィードバック以外にも色々と試していただきたい方法はあるのですが、長期的には「コミュニケーション能力を高めていく・コミュニケーションに対する自信を持てるようになっていく」ことも大事ですので、意識してみて欲しいです。
脇見恐怖症の人は、自分の視線が周りの人に迷惑をかけてしまっていると考えているため、自分の考えや気持ちを主張するのが苦手になってしまいます。
過度に遠慮してしまったり、他人に合わせてしまうことが多いです。
しかし人間関係では、自己主張があまりにも少ないと何を考えているかが分からず、その人と良い関係を築くのが難しくなってしまいます。
そのことから深い人間関係になれず、相手との壁ができてしまって、「脇見のせいで嫌われた」と勘違いしているケースは多いです。
コミュニケーションの能力を高めていくことができると、良好な人間関係を構築しやすくなります。
コミュニケーション能力は、子供の頃からの経験によって養われ、その経験の差でコミュニケーションが得意な人と苦手な人に分かれてしまうので、「もう今からでは難しい」と考えている人も多いかもしれません。
しかしコミュニケーションは何歳からでも学んで経験を積んで、上達させることが可能です。
日常生活でも家族や友人に協力してもらったり、好きな趣味から話しやすいコミュニケーションを身につけたり、同じような悩みを打ち解けあえるようなコミュニティーで経験を積んでいくことで、うまく自己主張できるようになっていきましょう。
そうすることであなた自身のコミュニケーションに対する苦手意識も減っていって、他人とも良好な関係性を築くことができるので、「周りから嫌われているんだ」と言うような感覚をそもそも感じないようになっていけます。
周りの人を「自分を評価してくる敵」だと思うのではなく「味方」だと思うこと大切です。
おわりに
今回は「脇見恐怖症は嫌われる?」という悩みに対する回答と対策ついてお話ししました。
結論としては「脇見恐怖症だから嫌われる」ということはほとんど無いとお伝えしました。
相手に脇見は伝わっていませんし、相手が気にしていることはほとんどないです。
また、そのことを客観的に確認する方法として「ビデオフィードバック」という方法をお伝えしました。
ぜひ、カフェなどで自分の様子を録画してみてください。症状を打ち明けられる人と一緒に試すのをおすすめします。WaReKaRaゼミでは同じように悩んでいる人たち同士でフィードバックしあったり、安心を感じながら話し合いを行なっています。ご興味のある方はこちらをご覧ください。
長期的な対策としては、コミュニケーション能力を高めていって、成功体験をつんでいくことをお伝えしました。
できることから少しずつ実行していきましょう。
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僕自身が脇見恐怖症で悩んでいた頃の経験談や、そこからの今の考えなどもお伝えしていますので、動画講座をご視聴いただく方たちにも自分ごとに受け取っていただけると思います。
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