【空気読めない人必見!】原因は2タイプ?直し方と対策を徹底解説!

【空気読めない人必見!】原因は2タイプ?直し方と対策を徹底解説!

動画でご覧になりたい方はこちら。約26分の動画です。

この記事でわかること

  • 「空気読めない」と言われる原因は大きく分けて2つのタイプがある
  • 自己主張が強すぎるタイプと、しなさすぎるタイプの特徴とあるある
  • それぞれのタイプに合わせた具体的な対策・直し方
ザッキー

こんにちは、WaReKaRaゼミ代表「対人不安解消の専門家」ザッキーです

突然ですが、あなたは周りから「空気読めてないよね」って言われたり、自分で「(もしかして今、場の雰囲気を壊しちゃったかも…)」と感じて悩んだりした経験はありませんか?

ちょっと前は「KY(空気読めない)な人」なんて言葉もよく聞きましたよね。友人関係や職場などで、「空気読めない」ことで困ってしまう場面、あるかもしれません。

ただ、大前提として、僕は「空気を読みましょう」という風潮があまり好きではありません。同調圧力というか、日本特有の文化のような感じもしますし、「あいつ空気読んでないよね」みたいな陰湿な感じも苦手です。必ずしも空気を読まなければいけないわけではない、と僕は考えています

特にこのブログを読んでくださっている方の中には、周りからどう見られているか気にしすぎてしまったり、相手に合わせすぎて疲れてしまったりする人も多いかもしれません。そういう方は、周りに合わせるのではなくむしろもっと自分を出してみることも大切だったりします。

ただ、今回の記事は、「あなた、空気読めてないよ」と指摘されたことがあったり、そのせいで実際に困っていたりする人に向けて、「空気読めない」原因のタイプと、その対策についてお話ししていきます。

この記事を読めば、「空気読めない」と言われる原因がわかり、自分に合った具体的な対策を見つけるヒントが得られるはずです。

空気が読めない人には2つのタイプがある!?

「空気が読めない」と一言で言っても、実はタイプ分けできます。今回は、空気を読むのが苦手な人を、大きく2つのタイプに分けて考えてみましょう。

  1. 自己主張が強すぎて空気が読めないタイプ
  2. 自己主張しなさすぎて(結果的に)空気が読めないタイプ

「え?自己主張しなさすぎても空気読めないってどういうこと?」と思った方もいるかもしれませんね。実は、このブログを読んでいる方には、後者のタイプの方が多いのではないかと僕は感じています。

それぞれのタイプについて、具体的な「空気読めない人あるある」な行動パターンを見ていきましょう。

タイプ1:自己主張が強すぎて空気が読めない人

タイプ1:自己主張が強すぎて空気が読めない人

まず一つ目は、自分の意見や気持ちを強く出しすぎてしまうことで、結果的に場の空気を乱してしまうタイプです。一般的に「KY」と言われてイメージするのはこのタイプだと思います。具体的には、こんな行動が見られます。

  • 一方的な会話をしてしまう: 相手の話を聞かずに遮ってしまったり、自分の話ばかり延々としてしまったり…。「ねえ聞いて!今日上司に怒られてさー!」と話し始めたかと思えば、相手が相槌を打とうとしても「あ、それでね!これも聞いてほしいんだけど!」と、どんどん自分の話を進めてしまう…なんて経験、あるいは周りにそんな人はいませんか? グループの中でも、自分だけがずっと喋っているような状態です。
  • 話しかけるタイミングが悪い: 相手が明らかに忙しそうにしている時や、集中している時、あるいは怒っているように見える時でも、お構いなしに自分のペースで話しかけてしまう…。「先輩、ちょっといいですか!あのですね」と、相手の状況を考えずに割り込んでしまうパターンです。
  • 馴れ馴れしい・心理的な距離感が近すぎる: 初対面なのにいきなりタメ口で話しかけたり、物理的な距離がやけに近かったりする人。キャラクターとして受け入れられれば良いのですが、相手や場面によっては失礼だと感じられたり、引かれてしまったりすることもあります。特に職場など、上下関係や最低限のマナーが求められる場所では注意が必要です。

このタイプの人は、悪気はないことが多いのですが、自分のペースを優先しすぎるあまり、周りへの配慮が足りなくなってしまう傾向があります。「自分の軸がある」とも言えますが、それによって仕事の評価が下がったり、人間関係にヒビが入ったりして困っている場合は、対策が必要かもしれません。

このタイプの人は自分が話しすぎてしまっていることが多いです。聞くことを意識してみましょう。

タイプ2:自己主張しなさすぎて(結果的に)空気が読めない人

タイプ2:自己主張しなさすぎて(結果的に)空気が読めない人

そしてもう一つのタイプは、意外に思われるかもしれませんが、自己主張をしなさすぎることで、結果的に「空気読めない」と思われてしまうパターンです。これは、周りの目を気にしすぎるあまり、相手の意図や場の状況をネガティブに解釈しすぎてしまうことが原因です。

  • 相手の意図を勝手に考えすぎる・表情を読みすぎる: 例えば、このタイプの人が上司に話しかけた時にパソコンを見ながら「うん、それでいいと思うよ。やっといて」と素っ気なく返されたとします。すると、「あれ?もしかして怒ってる?私、何かまずいこと言ったかな…」と、相手の表情や態度からネガティブな感情を読み取り、考えすぎてしまいます。
  • 勝手な解釈で行動してしまう: 友達から遊びに誘われた時も、「本当は誘いたくないんじゃないかな…人数合わせかも…」「私が行ったら迷惑かもしれない…」と考え、「ごめん、やっぱり行けない」と断ってしまう。誘った側は純粋に来てほしくて誘ったのに、あなたが過剰に気をつかって断ったことで「なんで断るんだろう?空気読めないな」と思われてしまう可能性があります。
  • 確認不足・コミュニケーション不足: このタイプの人は、「こんなこと聞いたら迷惑かな」「どうせ自分なんて…」という思いから、相手に直接意図を確認したり、自分の意見を伝えたりすることを避けてしまいます。会議で意見を求められても、「発言したら場違いだと思われるかも」と黙ってしまう。しかし、周りから見れば「何を考えているかわからない人」「やる気がない人」と映り、「会議の空気を読んでない」と判断されてしまうこともあるのです。

この背景には、「自分は迷惑な存在だ」「自分には価値がない」といった自己否定的な思い込みがあることが多いです。空気を読もう、読もう…としすぎるあまり、相手の本当の意図とは違う行動をとってしまい、結果的に関係性に距離ができてしまう…少し切ないパターンかもしれません。

【共通の対策】まず「空気読めない」悩みがある人が試してほしいこと

【共通の対策】まず「空気読めない」悩みがある人が試してほしいこと

さて、ここまで2つのタイプを見てきましたが、どちらのタイプにも共通して言える、まず試してみてほしい対処法があります。

1.(一旦)周りの人と同じ行動をしてみる

もし「自分は空気読めないかも…」という自覚があって、それで困っているなら、まずは周りの人の行動を真似してみるのが一番手っ取り早い方法です。 例えば、

  • みんなが静かに話を聞いているなら、自分も一旦聞くことに集中する。みんなが会議で意見を言っているなら、自分も何か一言でも発言してみる。みんなが楽しそうにしているなら、自分もその場の雰囲気に合わせてみる。
図書館で騒いだら「空気読めてない」ですし、逆にフェスで地蔵のように固まっていたら「ノリ悪いな」と思われてしまうかもしれませんよね。周りに合わせることで、少なくとも「空気を乱している」とは思われにくくなります。
もちろん、「同調圧力なんて嫌だ!」と思う人もいるでしょう。周りに合わせるのが苦痛な気持ちと、「空気読めない」ことで感じる生きづらさ、どちらを優先したいか天秤にかけてみてください。自分のスタイルを貫きたいなら、それも一つの生き方です。でも、もし困っているなら、一旦周りに合わせてみる、というのも有効な手段です。

2.今の環境が自分に合っているか考えてみる

そもそも、今いる環境(職場、友人関係など)が、自分自身の特性や価値観に合っていない可能性もあります。 例えば、

  • 体育会系のノリが強い職場だけど、自分は穏やかな雰囲気が好き。
  • 周りは物静かな人が多いけど、自分はもっと活発に意見交換したい。
もし、周りの人と「同じ行動をしたくない」と感じるなら、それは単に「合わせたくない」のではなく、「自分に合わない行動だからしたくない」のかもしれません。誰にでも合う環境、合わない環境があります。自分に合う環境を探してみる(転職する、付き合う友人を変えるなど)のも、根本的な解決策の一つです。

    【タイプ別】「空気が読めない」を直したい!具体的な方法

    共通の対策を踏まえた上で、さらに具体的な「空気読めない」を直したい人のための方法を、タイプ別に見ていきましょう。

    タイプ1(自己主張が強い人)向け対策:「聞く」「観察する」を意識する

    タイプ1(自己主張が強い人)向け対策:「聞く」「観察する」を意識する

    自己主張が強すぎてしまうタイプの人は、「まず相手」を意識することが大切です。

    「聞く力」を養う

    一方的な会話になりがちな人は、まず「聞く」ことから始めましょう。「今日は相手の話を聞こう」というスタンスでコミュニケーションに臨んでみてください。相手の話を最後まで聞き、相手の世界に興味を持つことを意識します。

    「この人はどんな人なんだろう?」「どういうことが好きなんだろう?」と関心を持つことで、自然と質問も生まれ、相手の話を引き出しやすくなります。

    「要約力」を身につける

    相手の話を聞きながら、「〇〇さんは、こういうことが言いたいのかな?」と頭の中で要約する練習をしてみましょう。「つまり、〇〇ってことですね」と確認したり、「〇〇で大変だったんですね」と相手の言葉を繰り返したりする(オウム返し)だけでも、「ちゃんと話を聞いてくれている」と相手は感じます。

    また、自分が話す時も、「つまり、私が言いたいのは…」と結論を意識して話す練習をすると、話がまとまりやすくなります。

    「間」を大切にする

    自分が話した後、すぐに次の話題に移るのではなく、一呼吸おいて相手の反応を待つ「間」を意識しましょう。相手が話したそうにしていたら、相手にターンを譲ります。

    話しかけるタイミングも同様で、相手の状況を見て「今、大丈夫かな?」と一瞬立ち止まることが大切です。

    相手を観察する(非言語コミュニケーション)

    相手の表情、声のトーン、態度など、言葉以外の情報(非言語コミュニケーション)にも注意を向けましょう。「忙しそうだな」「疲れているのかな」「楽しそうだな」など、相手の状態を観察することで、話しかけるべきか、どんな話題を選ぶべきか判断しやすくなります。

    タイプ2の「自己主張しない人」とは逆に、このタイプ1の人は相手の情報を「見なさすぎ」ている傾向があるんです。

    価値観の違いを受け入れる

    自分の考えややり方が「絶対に正しい」「これが普通」だと思い込まず、「自分と相手は違う人間なんだ」という前提に立ちましょう。人それぞれ、大切にしていること(価値観)は違います。

    「相手はどう思うかな?」「相手は何を大切にしているかな?」と考え、相手の価値観を尊重する姿勢が大切です。

    いろんな世界に触れてみる

    自分の知っている世界が全てではありません。様々な考え方、価値観を持つ人に触れることで、「いろんな正解があるんだな」「自分の常識が全てではないんだな」と気づくことができます。多様性を理解することで、一方的なコミュニケーションが減り、相手への配慮が生まれます。

    タイプ2(自己主張しない人)向け対策:「確認」と「信頼」がポイント

    タイプ2(自己主張しない人)向け対策:「確認」と「信頼」がポイント

    自己主張しなさすぎるタイプの人は、ネガティブな思い込みを手放し、「確認」と「信頼」を意識することが改善の糸口になります。

    相手に「確認」する習慣をつける

    「怒ってるかな?」「迷惑じゃないかな?」と一人で考え込まず、勇気を出して相手に直接確認してみましょう。「今、お話ししても大丈夫ですか?」「〇〇ってことですか?」と聞いてみることで、勝手な思い込みによるすれ違いを防ぐことができます。

    どうしても自分一人で考えると悪い方向にばかり行ってしまいます。
    「空気読めてないかな?」と不安なら、「私、変なこと言ってませんか?」と聞いてみても良いかもしれません。

    相手と自分を「信頼」する

    相手が「大丈夫だよ」「迷惑じゃないよ」と言ってくれたら、その言葉をまずは信じてみましょう。「でも、本当は違うんじゃないか…」と疑ってしまうのは、相手を信頼できていないだけでなく、自分自身を信頼できていない(自分には価値がないと思っている)ことの表れでもあります。「相手は敵じゃない」「自分はここにいて大丈夫」と、少しずつ相手と自分を信頼する練習をしていきましょう。

    まずは一人でも、「この人なら信頼できる」と思える人を見つけることから始めても良いかもしれません。

    このタイプの人は、相手の表情などを「読みすぎて」「間違った解釈」をしてしまう傾向があります。事実(相手が言ったこと、言わなかったこと)と、自分の解釈(こう思っているに違いない)を分けて考える練習も有効です。

    自分を受け入れたり、他人を信頼する上でアドラー心理学が役に立ちます。アドラー心理学について詳しくはこちらをご覧ください。

    完璧じゃなくて大丈夫!空気は読みすぎるのも疲れる

    完璧じゃなくて大丈夫!空気は読みすぎるのも疲れる

    ここまで色々な対策をお話ししてきましたが、完璧に空気を読める人なんて、そもそもいません。誰だって、知らず知らずのうちに相手が嫌がることを言ってしまったり、地雷を踏んでしまったりすることはあります。そうなってしまったら、素直に謝ればいいんです。

    それに、逆に空気を読みすぎるのも、それはそれで疲れてしまいます。「周りに合わせなきゃ」「嫌われないようにしなきゃ」と気を遣いすぎて、自分の意見が言えなくなったり、自分らしさを失ってしまったり…。そんな状態も、決して楽ではありませんよね。

    「空気が読めない」と悩んでいる人も、「空気を読みすぎて疲れている」人も、「まあ、いっか」と少し肩の力を抜くことも大切です。

    おわりに:あなたはあなたのままで素晴らしい

    今回は、「空気読めない」と悩んでいる方に向けて、2つのタイプとその対策についてお話ししました。

    まとめると…

    • 空気読めない原因には「自己主張が強すぎるタイプ」と「自己主張しなさすぎるタイプ」がある。
    • 共通の対策として「一旦周りに合わせてみる」「環境を見直す」がある。
    • タイプ1は「聞く」「観察する」「価値観の違いを理解する」ことを意識する。
    • タイプ2は「確認する」「信頼する」ことを意識する。
    • 完璧に空気を読む必要はなく、読みすぎるのも疲れる。

    「空気読めない」ことで悩んでいるあなたは、もしかしたら周りとの違いに敏感で、自分を責めやすい優しい人なのかもしれません。あるいは、自分の世界をしっかり持っている、個性豊かな人なのかもしれません。

    どちらのタイプであっても、少し意識を変えたり、行動を工夫したりすることで、今よりもっと楽に人間関係を築けるようになるはずです。焦らず、できることから少しずつ試してみてくださいね。

    あなたはあなたのままで、素晴らしい存在です。

    最後に、僕は過去、タイプ2の自己主張をしなさぎるタイプで脇見恐怖症でも悩み、苦しんだ経験があります。その経験から得た学びや、多くのクライアントさんと接する中で培ってきた知識をもとに、「対人恐怖症・脇見恐怖症改善のための3日間無料動画講座」を公式LINEでプレゼントしています。

    改善のために必要な考え方、具体的なプロセス、そして日常で実践できる方法などを、僕自身の経験談も交えながら具体的にお伝えしています。「空気読めない」という悩みも、対人関係の不安から来ている部分が大きいかもしれません。きっと、あなたの悩みを軽くするヒントが見つかるはずです。

    この動画講座は、将来的には配信をストップするか、有料に切り替える可能性も高いです。「変わりたい」と思っている方は、ぜひこの機会に無料で受け取ってくださいね。

    あなたの心が少しでも軽くなることを願っています。

    最後までお読みいただき、ありがとうございました。