HSPが生きづらいと思う原因!特徴的思考とその対処法[3選]
この記事でわかること
☑️ HSPの方の悩みが増えてしまう「特徴的考え方のクセ」
☑️ その「特徴的考え方のクセ」に囚われてしまうことの多い3つのケース
☑️ その「特徴的考え方のクセ」から抜け出す3つのコツ
こんにちは、WaReKaRaゼミ代表「対人不安解消の専門家」ザッキーです
前回、 HSPの方の人間関係でのストレスを減らす考え方
について記事を書いたところ、すごく反響が大きかったので、
今回は、そもそもの悩みが増える原因になってしまう、
HSPの方特有のある特徴的考え方についてお話しします。
※ HSPの人間関係のストレスを減らす考え方についての記事はこちら ⬇︎
さて、最初に言ってしまいますが、その特徴的考え方とは。。。
「極端思考」です。
つまり、物事を0か100かで考えてしまうんですね。
この記事を読んでくれてる方は、
当てはまるという方、多いんじゃないでしょうか?
そういう僕もすごく当てはまります。笑
今は心理学とか思考の癖について
かなり勉強しているので、大丈夫ですが、
前の僕だと例えば、
友達とLINEでやりとりしてる時に、
相手の返信が急に冷たい文面になったり、
何かお願いごとをした時に、断られたりすると、
怒らせてしまった…
とか
僕のこと嫌いなんだ…
という思考に陥りがちでした。。
でも実はこれって、0か100かで考えてしまう自分の
思い込みがほとんどなんですね。
もしかしたら
忙しいだけかもしれないし、
仕事で嫌なことがあったのかもしれないし、
体調が悪いのかもしれません。
ある出来事や相手の言動で
極端に判断してしまう「極端思考」が強いと、
自分で勝手にどんどんストレスを
抱えてしまうことになってしまいます。
〜目次〜
極端思考に陥ってしまいがちな3つのケース
極端思考に陥ってしまいがちなケースをいくつか紹介します。
普段、思い当たるケースがある方は、
パターンと傾向を知るだけでも、大きく改善すると思うので、
ぜひ読んで頭の片隅に置いててください^^
① 相手の言動で落ち込んでしまうケース
例えば、
相手からLINEの返事がこない、
相手の言い方が冷たかった、
自分の誘いを断られた、
目が合ったけどそらされた、
など。。。
こういう相手の言動で
「嫌われてしまった」「怒らせてしまった」
という風に落ち込んでしまう時は、
極端思考になってないか冷静に考えてみましょう。
単純に
仕事が忙しかったり、不機嫌だったり、
疲れてたり、他のことに気を取られていたり。。。
相手の言動の理由って
実はたくさん考えられるんです。
HSPの人は、普段から他人に対する自分の言動に
とても注意を払う人が多いので、
敏感じゃない人からしたら普通の言動でも、
深く考え込んでしまう事があります。
相手の言動で落ち込んでしまったら、
原因を1つと決めつけてしまわないで、
他に考えられる原因がないか、考えてみましょう。
② 何か1つの失敗や体験で、自分を全否定しまうケース
自分をとことん責めてしまうのも、
HSPの人によく見られる傾向です。
ちょっとした失敗とか、誰か一人の発言などで、
「わたしはダメなんだ」と自分を全否定して、
そのことを何度も頭の中で繰り返してしまいます。
何かに失敗したり、誰かの評価や発言は、
自分自身の価値とイコールではありません。
そこを強く認識する必要があります。
最初は難しいかもしれませんが、
「まぁいいか」と思えるように、意識を変えていきましょう。
③ 頼まれごとを断れないケース
仕事や何かの役割などを人に頼まれると、
断るのは悪いことだと思って引き受けてしまう事が多いのも、HSPの特徴です。
さらに、極端思考が強いと、
「100%こなさないといけない」
という脅迫観念を持ってしまい、
自分の限界以上のことをしようと
無理してしまいがちです。
快諾したのはいいけど、非常に大変で精神的に辛くなってしまったり、
過労やうつ状態になってしまう原因になってしまうので、
「気乗りしない事はきちんと断る」
「自分の許容範囲を超えない範囲で協力する」
という風に意識する事が大切です。
極端思考から抜け出す3つのコツ
ここでは、極端思考から抜け出すコツを
お伝えします!
極端に考えてしまい辛い思いをしなくて済むように、
ゼロか100かではなく、中間を取れるようになりましょう^^
① 交渉するという選択肢を持つ
何かを頼まれたときの答えは、
「引き受ける」か「断る」の2択だと思っていると
「断るのは悪いから」と引き受けてしまいますよね。
そこで持っていて欲しい3つ目の選択肢が「交渉」です。
交渉すれば、
どのくらいの量ならできそうか、どのくらい時間があればできるか説明して、
自分の無理のない範囲で引き受ける事ができます。
頼む側は、あなたが二つ返事で引き受けたら
あなたがどんな思いをするかまで考え及びません。
「引き受けてくれて助かった」と思うくらいです。
引き受ける前に今の状況を説明して
「このくらいならできますが、いかがでしょうか?」と言えば、
大抵の人は交渉に応じてくれます。
また、条件に合わなければ
「他の人を当たってみるよ!考えてくれてありがとう!」
で終わります。
交渉することで、
相手の人もあなたのことがよく分かって、
お互いにとってベストな関係性を築いていくことができます。
「引き受ける」「断る」の2択ではなく、
「交渉する」という選択肢も持つようにしましょう。
② 失敗しても自分を肯定できる点を見つける
周りの人から見ればちょっとした失敗なのに
「自分はダメな人間だ」と思ってしまうことがありますよね。
「自分はダメだ」と考えそうになったら試してほしいことがあります。
それは、自分を肯定できるポイント、承認できるポイントを探すことです。
誰もが必ず良い部分を持っています。
「失敗はあったけど、こういう部分はいつも通りできた」とか
「これは苦手だけどこれは得意だ」という風に、
自分の否定にばかり目を向けずに、
肯定できる部分に意識を向けてみましょう。
他の人が褒めてくれなくても、
自分自身は、一番自分の味方でいてあげる事ができます。
弱みと強みは表裏一体です。
自己否定に陥ってしまった時は、
意識的に目を向けるポイントを変えてみましょう^^
③ 自分を責める感情と距離を取っていく
最後に、自分を責める感情と距離を取っていく対処法を紹介します。
これは自分を責めている時だけでなく、誰かに責められた時にも使えます。
例えば、
「あんなミスをした自分は最悪だ」と思って落ち込んでしまった時は、
次のような手順で距離を取っていきます。
①「あんなミスをした自分は最悪だ」
②「“あんなミスをした自分は最悪だ”と思った」と3回繰り返す
③「“あんなミスをした自分は最悪だ”と思ったことに気づいた」と3回繰り返す
④「“あんなミスをした自分は最悪だ”と思ったことに気づいたが、自分には良いところもあるから大丈夫」と3回繰り返す
このように自分の感情と距離を取っていくと、
自分を冷静に見られるようになります。
そうすることで、自分の感情を客観的に見られるようになるので、
感情に飲み込まれずに済むんですね。
最初は難しいかもしれないですが、
繰り返し練習していくうちに、自然とできるようになっていきます。
すぐに出来なくても良いので、
少しずつ、気持ちの落ち込みが軽くなっていくことを感じてみましょう^^
まとめ
今回は、
「極端思考」とその対処法をご紹介しました!
対処法や考え方は、急に全部変えるのは難しくても、
少しずつ普段から意識することで
確実に変わっていくので、焦らなくて大丈夫です^^
HSPについては、
こちらの記事もおすすめです! ⬇︎
知識を身につけて、一緒に取り組めることから
実践していきましょう^^
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