捉え方が10割!自己肯定感を高めるには「自問自答」
この記事でわかること
- 悩んでいる人に共通する思考、捉え方
- 自己肯定感を高める思考、捉え方
- 自問自答することで自己肯定感が上がる”パワーアップクエスチョン”
こんにちは、WaReKaRaゼミ代表「対人不安解消の専門家」ザッキーです
以前ご紹介した「リフレーミング」についての記事は読まれましたか?
(↑記事はこちらから)
今回は、自己肯定感を上げる方法についてお伝えしますが、自分を認める心には「リフレーミング」の技術が大きく関わっています。
ですので、簡単にまとめておきますね。
リフレーミングとは「物事に対する解釈を違うものに変える」というものでした。
これを行うことで、自分が気づいていなかった側面に気づくことができます。今まで苦手だった人の新たな一面を見つけることで気持ちが晴れることもあるでしょう。
リフレーミングを用いることで、感情のコントロールもうまくなっていきます。
自分にとってより良い解釈を選ぶ。そうなればあなたの人生を動かすのはあなた自身だと強く感じることができるでしょう。
例えばお客さんからの電話が来たとき。
「あなたのお店の〇〇 が良くないから変えてほしい」などという電話が来たとしましょう。その時に「クレーム電話に当たってしまった…」と感じるか、「お店が良くなるアイデアを教えてくれている」と感じるか。
仕事のスキルを伸ばしていくのは、当然後者の考え方です。
しかし、前向き100%の気持ちで、このような考えでいられる人は稀です。
「叱られている…」とネガティブな感情になっても構いません。ただ、その中で「教えてくれている」という気持ちも持っていることができれば、それでいいのです。
ある出来事に、さまざまな見方を持っていられるだけで、気持ちはだいぶ安らぎます。
〜目次〜
素晴らしい解釈は素晴らしい結果を引き寄せる
さて、話は変わりますが、2019年にヒットした『サピエンス全史』という本をご覧になったことはありますか?
私がこの本を読んで学んだことは、「人は妄想・想像の力によって発展してきた」ということです。
例えば “お金”について。
1万円札はただの紙切れなのに、私たちは価値のあるものとして様々なものと交換していますよね。
10万円持っていると、国内旅行であればかなり高級な宿に泊まり、贅沢な時間を過ごすことができます。普段の生活では感じられない、非日常な体験を感じられるわけです。
ただの紙切れに価値を与え、それを共有することで、他の価値あるものと交換できるようにしている。形ないものに価値を共有することができる、その想像力が、人が発展してきた理由であると、『サピエンス全史』から学びました。
腕力の弱い人間は、想像力に頼ることで発展してきた。
これを考えると、「日常で起こる出来事は、より良い解釈で捉えること」が何よりも大切だと考えることができるのではないでしょうか。
素晴らしい解釈は素晴らしい結果を引き寄せる。
自分にとって理想の解釈ができれば、充実感にあふれた人生を送ることができるのでは、と私は思っています。
自己肯定感とは自分をどう解釈するかで決まる
このブログを読んでいただいている方と、セミナーで実際にお会いした時にお話することがよくあります。
そこで感じるのは、
(みなさん、共通する悩みを持っているなあ)
ということです。
「自分を認められない」ということで困っている方が、とても多いのです。
「自分は欠けていて、その部分が目立ってしまっている」と捉えている感じなんですね。
私もその感覚が強い人間でした。
ミスをすると「やってしまったなあ」ということに意識が向きすぎて、思わず自分の「できないこと探し」「弱いところ探し」をしてしまうことがあります。
しかし、これが良くないんですね。
「できないこと探し」を続けてしまうと、日常の生活の中で「自分ができないことを探そう」と、無意識で気にしてしまうようになります。
一日中自分ができないことを探して、見つける度に自分を責めてしまう。
時間が守れなかったり、落とし物を良くしてしまったり。
自分の機嫌が良くなくて、同僚に無愛想な対応をしてしまう時があったりするなど。
こういった場面が積み重なって、頭の中で残ってしまうんですね。
そして、自分の嫌な部分ばかり見るうちに、自分の良いところはスルーしてしまう身体になってしまうのです。
こんな負のループはやめたいと思っても、簡単にやめられないと感じたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
このような状態から、いったいどのようにして抜け出せばいいのでしょうか?
自分を肯定する質問を”強化”しよう
認知心理学には”強化”という言葉があります。
「ある行動を続けるためには、その行動を維持させる何らかのものがある」という考え方を表したものです。
たとえば、ランニングを終えた後に一杯のビールを飲むことが楽しみで、毎日ランニングを続けている方がいるとします。この場合には、「一杯のビールを飲む」ということが、「ランニングをする」という行動を『強化』していると考えます。
ランニングの後に飲むビール。
経験したことがある人には伝わると思いますが、これってとても幸せな時間なんですよね。
心身一致とでも言うべきでしょうか。「ビールを飲みたい心」と「汗で流れた水分を取り戻したい身体」が、ビールが喉を通った瞬間に喜んでいるのを感じられます。
このような幸せの感覚があると、今までランニングをしていなかったとしても、これからも走ろうと思えます。
「ランニングをすると幸せになる」という感覚を心が覚えるのです。
そうなると、実際ランニングを続けられる可能性も高くなります。
強化することで、ある行動を習慣づける可能性をグンと上げることができるのです。
では、自己肯定感を上げるには、どうしたら良いのでしょうか。
それは「自分を承認してあげること」です。
「今日はこんなことができた」
「こういう態度でいられたのはよかったな」
と思える機会を持つ機会を増やすことで、自分を認める気持ちが育っていきます。
しかし、今まで「できないこと探し」に馴染みすぎた心と身体では、良いところを探すのも自然と行うのは難しいでしょう。
ですので、「自己肯定感をあげたい!」と思われるのであれば、多少強引であっても、自分の良いところを探す質問をする時間を取りましょう。
朝・夜に行うといい「パワーアップ・クエスチョン」
以下の質問は、アンソニーロビンズというアメリカ出身の有名なコーチが勧めている質問です。私もよくこの質問に答える時間を取っていますが、質問に答えようとすると意識がパチリと切り替わります。
毎日、「朝の質問:起きて朝ごはんを食べた後」と「夜の質問:寝る前」にそれぞれ紙に書いて行ってみてください。
朝のパワーアップ・クエスチョン
①いまの人生で「幸せなこと」は何だろう?
どのような点が幸せなのだろう?
その幸せによって、自分はどんな気分になるだろう?
②いまの人生で「ワクワクすること」は何だろう?
どんな点がワクワクするだろう?
そのワクワクで、自分はどんな気分になるだろう?
③いまの人生で「誇れること」は何だろう?
どんな点を誇れるだろう?
その誇りで自分はどのような気分になるだろう?
④いまの人生で「感謝できること」は何だろう?
どんな点を感謝しているだろう?
その感謝で、自分はどのような気分になるのだろう?
⑤いまの人生で「最も楽しいこと」は何だろう?
どのような点が楽しいだろう?
その楽しさに自分はどのような気分になるだろう?
⑥いまの人生で「打ちこんでいること」は何だろう?
どんな点に打ちこんでいるのだろう?
打ちこむことで、自分はどのような気分になるだろう?
⑦いまの人生で「誰を愛している」のだろう?
どのような点を愛しているのだろう?
愛することで、自分はどのような気分になるだろう?
夜のパワーアップ・クエスチョン
① 今日は何を「与えた」だろう?
どんな点で自分は「与える人」になれたのだろう?
②今日は何を「学んだ」だろう?
自分はどれだけ昨日と違った人間になれただろう?
③今日はどのように「人生の価値を高めた」だろう?
今日という日を将来のための投資として、どのように活用できるだろう?
なかなか答えるのが難しいと感じる質問もあるかと思いますが、問い続ければ必ず答えは出てきます。そして、繰り返せば繰り返すほど、自分の考えがシンプルになっていくことに気づくと思います。
ぜひ、まずは10日間続けてみてください!
10日後の自分は、今とは考え方に変化が出ていることでしょう。
ここまでご覧いただきましてありがとうございました。
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