[脇見恐怖症]視線が気持ち悪い?【自分の視線を確認してみよう】
この記事から得られること
- 脇見恐怖症の方の持つ「気持ち悪い」と思われる不安に対する回答
- 視線が「気持ち悪い」と思われてしまいやすい場面とその対処方法
こんにちは、WaReKaRaゼミ代表『対人不安解消の専門家』ザッキーです。
脇見恐怖症の方で、「視線が気持ち悪いと思われているんじゃないか」と悩んでいる方は多いです。
今回は、脇見恐怖症の方の視線は周囲の人にどのように思われているのかと、気持ち悪いと思われてしまいやすい場面と対処法についてご紹介します。
人と接することが苦手で、自分の視線に不安を感じている方が、少しでも考えや行動を変えられるきっかけになればと思います。
〜目次〜
脇見恐怖症は視界に入るものを見てしまうことに恐怖を感じる
脇見恐怖症とは、自分の視界に入る人や物を見ることに不安を感じてしまう恐怖症で、社交不安障害(対人恐怖症)の一種です。
日常生活ではできるだけ人を視界に入れないように下を向いて過ごすなど、周りにとても気を遣って過ごしています。
脇見恐怖症という病気や症状については、以前の「脇見恐怖症とは」の記事で詳しく説明しているので、そちらをご覧ください↓
脇見恐怖症の原因や改善方法について知りたい方はこちらをご覧ください↓
脇見恐怖症の症状として、「自分が見てしまうことで相手から気持ち悪いと思われている」と思い込んでしまう場合があります。
このような考えにとらわれると、人とすれ違うだけでも苦痛に感じるようになってしまいます。
しかし見られている相手は本当に「気持ち悪い」と感じているのでしょうか。まずはそのことについて、考えてみましょう。
周囲は見られていることに気づいていない人が多い
脇見恐怖症の方は、「自分の視線が相手から気持ち悪いと思われているんじゃないか」と心配してしまいます。
しかし実際には、相手は見られていることに気付いておらず、たまたま視線が合ったとしても特に気にしていないことが多いのです。
脇見恐怖症ではない人たちも、生活の中ですれ違う人を見ていますし、ボンヤリして何かをじっと見てしまうことがあります。そういう意味では、みんな脇見をしているのです。
その時に相手と目が合ってしまうこともありますが、気付いたときに目をそらすだけで、特に何とも思いませんし、すぐにそのことを忘れてしまって過ごしています。
しかし、脇見恐怖症の方は繊細で優しい方が多いため、相手から目を逸らされると「迷惑をかけてしまった」と罪悪感を感じてしまうのです。
自分が脇見恐怖症だから見てしまうんだと思い込まず、人は誰でも脇見をしており、見る事はおかしな事ではない、見てしまっても大丈夫だと考えてみてください。
脇見恐怖症で見てしまっても、実は視線はあまり動いていない
自分が無意識に人を見てしまい、おかしな態度をとっているんじゃないかと心配している脇見恐怖症の方は多いです。
そういう場合には、自分の目線の動きをカメラで録画して、確認してみましょう。
実際に脇見恐怖症の改善のためのカウンセリングでは、カフェなど周りに人がいる環境であなたの姿を撮影して目の動きを確認するようなワークも行うことがあります。
あとで撮影した動画を見てみると、自分が心配しているような不自然な態度はなく、視線もほとんど動いていないことが確認できます。
「見られている視線も感じないし、気持ち悪いような態度もないですよ」と口で説明されるよりも、実際に自分で確認する方が納得しやすいと思うので、ぜひ一度試してみてください。
脇見恐怖症が気持ち悪いと思われる場面とは?
日常の場面では、周りの人から「見られて気持ち悪い」と思われることは少ないです。
脇見恐怖症の方が相手から「気持ち悪い」と思われやすい場面は、『人の少ない所で相手をじろじろ見てしまう』場合と、『近い距離で真正面からじっと見てしまう』場合です。
こういう場面では相手は視線に気付きますし、もしかしたら「気持ち悪い」なども感じる可能性があります。
改善策としては、人が少ない所や近い距離に相手がいる場合には、意識的に視線をずらすように工夫しましょう。
例えば電車では目をつぶって過ごす、室内ならば周りにある家具や窓の外の景色などに視線を向けるように意識しましょう。
屋外ならば、次の信号を見上げたり、少し離れた所の高いビルを見つめて歩くのも良いでしょう。
意識して視線をずらしていれば、相手はスマートフォンの画面を見始めたり、別のことに意識が向くので、あなたの視線の行方を気にしなくなるはずです。
おわりに
今回は、脇見恐怖症の方の視線は本当に気持ち悪いと思われてしまうのかということと、気持ち悪いと思われてしまう場面と対処法について解説しました。
周囲の人は見られても気付かないことが多いし、あなたの視線を気にしていない人が多いです。
自分の視線が不安な場合の対処法としては、自分をビデオ撮影して確認する方法をご紹介しました。
人は誰でも視界に入る人や物を見ながら生活しており、その事は罪悪感を感じるようなことではありません。
ものの見方や考え方を変えるためには「認知行動療法」という心理療法が有効です。
認知行動療法については以前の記事をご覧ください↓
少しでもあなたの考え方や行動を変えるきっかけになることを願っています。
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