【脇見恐怖症】実際に視線は伝わるのか【自己視線恐怖症】

(動画でご覧になりたい方はこちら。約12分の動画です)

どうも、こんにちはWaReKaRaゼミ代表のザッキーです。

今日は脇見恐怖症を改善する上で大事なことについて伝えさせていただきます。

あなたは自分の視線で相手に迷惑をかけていると罪悪感を感じてしんどくなることはありませんか?

実際ザッキーも過去に、自分の視線に関してすごく悩んで、学生の時にはろくに授業も受けられなかったり、そのせいで人とのコミュニケーションに対してもすごく苦手意識がありました。

今日はそんな脇見恐怖症の方の悩みの根本にある「自分の視線は相手に伝わっているんじゃないか」という不安に対して、「あなたの視線は相手に伝わっていないので安心してほしい」ということを、3つの根拠からお伝えしていきます。

今回の記事を読むことによって

脇見恐怖症の方や、なんとなく自分の視線が相手に伝わっているんじゃないかと不安になっているという人、他人から自分の目つきや視線について陰口を言われているような気がして不安になっているという人が、不安を手放して生きていくためのきっかけにすることができます。

また、記事の最後に「3つの根拠を聞いた上でも、視線が伝わっているような気がして不安だ…」と思ってしまうという人のために、必要な要素をお伝えしますので、ぜひ最後までご覧ください。

僕はふだんカウンセラーとして毎日さまざまな人たちのご相談に乗っていて、また悩みを抱えている人たちのWaReKaRaゼミというコミュニティも運営することで多くの人たちと関わっています。

僕自身が元々脇見恐怖症で悩んでいたこともあり、同じように視線に関する悩みを抱えている方のご相談に乗ることも多いです。

今回はそんな日々の出会いとやり取りの中で、脇見恐怖症に関する悩みを改善させることのできた人たちの色々な経験の中から、わかったことについてお話していきます。

僕(ザッキー)の悩んできた過去や改善までの経緯を知りたい方はこちらをご覧ください。

「視線は伝わっているのか?」結論から言うと…

先程お伝えしたように脇見恐怖症の方の悩みの根本に「自分の視線は相手に伝わっているんじゃないか」という不安がありますので、そのことについて詳しくお伝えしていきます。

まず結論から言うと、”視線は伝わらない”です。

相手にはまったく伝わっていないですし、そもそも視線や意識を送るだけで相手になんらかの違和感を与えたりエネルギーを伝えられたら、超能力にも近いかなりすごいことだと思います。

ぼくは脇見恐怖症が改善して、街中やカフェで人間観察をすることが増えたのですが、じっと5秒ほど見つめていても、相手から反応されたことは、ほとんどありません。

動物のように周りをキョロキョロ警戒している人とか、常に周いを気にしている人でない限り、気づかれることはありません。

しかし、とはいっても皆さんはいままで、脇見で悩んできて、なにかしら嫌がられてきた経験や、傷ついた経験があると思うので、それも踏まえた上で、改善に近づける考え方や根拠を3つお伝えします

根拠①脇見の時の視線は”見ている”わけではなくて、”見えている”状態だから気づかれない

脇見恐怖症というのは周辺視野に入ってくる人が気になって、意識したくないのに意識してしまう症状です。

つまり両目で相手を直視するわけではなく、ぼんやり入ってくる周囲を見ている感じになってしまうことで迷惑をかけてないかと考えてしまいます。

このように周囲がなんとなく気になってしまう状況でのあなたの視線は他人からどう見えているかというと、キョロキョロと動いているわけではなく、あなたが意識してしまう相手のことを見ているわけでもありません。ただ、まっすぐ自分が見ているところを見ています。

周囲視野で人を意識しているかぎりは、自分側からは相手のことを意識したり、ぼんやり見えてはいるのですが、周りの人からはこちらが変な視線の動きをしているように見えることは全く無いです。ぼんやり意識することと、両目で相手を見ることでは見え方は全然違ってきます。

そして、今まであらゆる脇見恐怖症の方の相談にのってきて、実際にカメラや動画などで撮影してみる”ビデオフィードバック”というワークに取り組んできましたが、だれ1人として視線がおかしい人はいませんでした。

カウンセリングの際に直接対峙してのワークをしたり、ワレカラゼミでのイベントで、直接外に出かけることがあるのですが、僕自身一度も視線を感じたことはないし、そのまわりにいる人からも「あの人視線が変だ」とか「いつも〜さんから見られている気がする」というお話も聞いたことはありません。

そして僕自身も20代前半の頃、悩んでいるときは同じ脇見恐怖症の人同士でオフ会で、たくさんの人と会ったり、集まっていたこともありましたが、誰一人として変だなと思った経験もありません。その場にいるときもお互いに「何も感じませんね」と話していました。

「脇見している」、つまり「周辺視野で見ている」限りは視線が動いていることはありません

これを聞いてすぐ理解はできないかもしれませんが、自分の視線がどうなっているのか確認したい方は、身近で聞けそうな人に確認してみてください。特に同じ症状の方や悩みを理解してくれそうな人であれば、受け止めてくれる安心感もあると思うのでより良いと思います。

周りに聞ける相手がいない人はカウンセリングなどを利用して、確認してもらうこともお勧めです。

根拠②相手に確認して、変だと言われた人がいない

僕がカウンセリングの際に、おすすめしている脇見恐怖症の改善の方法としては、怖さはありますが、信頼している相手なら”直接相手に確認してみる”ということです。

もちろんこれは、脇見に対する不安度が自分の中で下がってきたり、考え方の偏りを修正したり、自分なりに不安に対処するやり方を身につけてから、など、段階的なアプローチが必要ではありますが、本当に気になるかどうか相手に確認してみることは、即効性があり、おかしくないことの確信や自信につながります。

このアプローチをとってみたクライアントさんもたくさんいました。その中で誰かに視線のことを確認してみて「たしかに見られているきがする」「変だと思ってた」とか、そういった返答が返ってきた人は、びっくりする結果なのですが、1人としていませんでした

いつも生活をともにしている家族とか、パートナーに対して

「テレビを見ているときにいつも意識していたけど、伝わってた?」と聞いても「何も感じなかったよ」とお話されたとか、

「そもそも視線が伝わるってどういう感覚?」とそのもの自体わかっていなかったという方がほとんどでした。

「あれだけ気になっていた家族に変と言われなくて拍子抜けしました」「自分がいままで悩んできたことは何だったんだろう」という方もいらっしゃいました。

それにもし一緒に住んでいる家族やパートナーが視線に気づいていたとしたら「チラチラ見てどうしたの?」「こっち見てるけど、なにかついてる?」と向こうから言ってくるというケースもあるかと思います。

しかし、あまりそういったことを言われたという方はいませんし、この記事を読んでいるあなたもおそらくそうだと思います。ですので、やはり脇見から、視線や意識が伝わることはないと言えます。

おなじように職場の方に相談した人もいます。

あれだけ斜め前の席に座っていて視線を気にしていそうだった人も「何も感じたことないですよ?」といっていてびっくりしましたという方もいらっしゃいます。

実際僕自身も過去いろんな方に聞いたことがあります。

最初僕は、家族など身近なひとに聞くことに抵抗があったので、まずは受け入れてくれそうな、同じ脇見の悩みを持っている方にオフ会などで聞いたり、心理学を学ぶコミュニティや学校に通っていたので、何かしら人間関係で悩んでいる方から聞いていきました。

心理学の学校で当時は隣りに座った初対面のかたにも率直な意見を聞いたりもしていました。

何十人の方に聞きましたが、誰一人としておかしいと言われたことはありません。

いままでの経験のなかでどうしても「絶対気付いているに違いない」と思いがちですが、ひとは超能力でもない限り、相手の思考をよむことはできません。

実際に聞いてみたら、自分の解釈で悩んでいたんだということに気づけます。

聞いてみる勇気がでるかたはぜひチャレンジしてみてほしいです。

根拠③相手の問題である事が多い

「でも実際に相手は何か嫌そうな顔をしているんです」

「貧乏ゆすりなどイライラした態度をとるんです」

そういった意見もあるかもしれません。

相手が実際にそういった態度なのであれば、もしかしたらあなたに対してではなくあなた以外の要因に対してイライラしてしまうことがあったのかもしれませんし、貧乏ゆすりなどの動作は本人の無意識の癖であることがほとんどです。

あなたがいようがいなかろうが、もちろん脇見も関係なく、その人はその動作をやっているんです。

そういうことは本人の問題です。

でもいま記事を読んでいるあなたは、実際に相手から、直接言われたわけではないけど「見ていると」コソコソ陰口を言われたことがあるという経験があるかもしれません。

そういう体験をしたかたは、本当に辛いだろうし、それがトラウマ経験にもなって悩んでいる方も多いと思います。

先程の①と②の根拠で説明したように、視線自体はおかしくないし、脇見も伝わりません。

ですので僕自身の考え方としては、そもそも脇見のことで悪口を言われるということ自体が起こりにくいというスタンスではあります。

しかしそれでも体験した人にしかわからないことではあるので、その人の体験そのものを否定するわけではありません。

実際に指摘してきた人はすごく敏感な人だったという可能性もありますし、もしかしたら、元々あなたがその人を苦手だと思っていて、その人を避けるような対人関係を無意識で築いている事によって、相手から「何考えているかわからない人」「関わりにくい人」として陰口を言われたケースなど、そういったこともあるかもしれません。

ただひとつ言えることとしては、陰口や悪口を言う人は、それを言う人の問題であることが多いです。

考えてみてほしいのですが、陰口や悪口を言うにしても、百歩譲って本人の前ではなく影で隠れて言うと思いませんか?

相手のことを何か悪く思ったとしてもそれを口に出して言うこと自体もその発言をする人の人間的な未熟さのあらわれでしかありませんし、

それが本人が聞こえるところで周りの人にコソコソ言う人の気がしれないと思いませんか?

そういったことをする人は、あえて本人に聞かせて傷付けたいという悪意がある人だったり、もしくはそれで傷つくということもわからない人なのかもしれません。

実際世の中には一定数そういう人がいます。

もしかしたら、そういう悪口や陰口を言う事でしか、メンタルが保てないようなストレスやコンプレックスを持っているケースの可能性もあります。

どちらにせよそれはあなたの問題ではなく、相手の問題なんです。

そしてそんな人とあなたは関わりたいですか?仲良くしたいですか?

プライベートで会うだけの相手なら関係を切ってもいいし、無視してもいいと僕は思います。

もし職場や隣人関係、学校など関わらないといけない相手なら、最低限のやり取りでもいいと思います。

気になるときは相手に直接嫌な気持ちを話してもいいし、もしできなかったら他の職場の方に相談したほうがいいです。

加害者じゃなくて、被害者なわけなので、そういったケースの場合は味方になってくれるひとが多いです。

そういった悪口言う人達に振り回されて、何年も何十年も悩んでしまうのは、すごくもったいないし、バカバカしいことかもしれません。

全員に好かれる必要はないし、付き合わなくて良い人もいます。

今後ももしそういった体験があれば、それは相手の問題だと切り分けて考えていきましょう。

そして1人で抱え込まず、周りに相談していきましょう。

まとめ、最後に

今日は脇見恐怖症や視線恐怖症は相手に伝わるのか?それを改善してくための3つの考え方や根拠などを紹介しました。

これまで、「脇見恐怖症は相手に気付かれるんじゃないのか?」と悩んでいた人はぜひ今日の内容を何度も確認してみてください。

そもそも視線自体はうごいてないし、頭のなかで意識している状態では何か物理的に相手に伝わると言うことはありません。

自分の感情と向き合えるようになったり、セルフケアなどできるようになって勇気が持てたら、信頼できる人や実際に気になっている相手に自分の疑問を聞いてみるのも良いです。

また症状で嫌な思いをしたかたは、相手の問題だと切り分けて考えていきましょう。

1人では解決が難しそうだという方は、個別のカウンセリングや、WaReKaRaゼミというコミュニティでも、仲間同士で実践をしています。

また、ここまで聞いた上で「3つの根拠を聞いた上でも視線は伝わっているような気がして不安だ…」と思ってしまうという人もいるかもしれませんので、最後に一つだけ、そんな人のために、どのような要素が必要かお伝えします。

それは「他人を信頼する」ということです。

他人を信頼できないから、相手が言ってくれた言葉も受け入れられなくなっています。「本当は脇見が気になっているくせに気になっていないと言っているんだ」と思ったり、

「ザッキーさんはそうだったかもしれないけど、私は違う」と僕のことも信頼しきれていなくて、言葉を受け入れられなかったりします。

もちろん今までのあなたの悩んできた期間が長かったり経験による印象が強いと、手放しで他人を信頼するということは難しいとも思います。

まずは少なくとも「他人を信頼する」という要素が大事なんだということを自覚して、「周りの人は自分の敵ではなくて味方なんだ」というふうに考えるところから始めてみましょう。

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僕自身が脇見恐怖症で悩んでいた頃の経験談や、そこからの今の考えなどもお伝えしていますので、動画講座をご視聴いただく方たちにも自分ごとに受け取っていただけると思います。

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