【正視恐怖症・視線恐怖症】3年で克服!「目を見て話せない」悩みを改善した実体験
この記事でわかること
- つらい経験がきっかけで視線恐怖症・正視恐怖症になったYさんの実体験
- 「自分の目が怖い」という加害意識を乗り越えた方法
- 症状改善のターニングポイントとなった認知の変化と環境の力

こんにちは、WaReKaRaゼミ代表「対人不安解消の専門家」ザッキーです
- 「人の目を見て話せない…」(正視恐怖症)
- 「自分の視線が周りを不快にさせている気がする…」(自己視線恐怖症)
このような視線恐怖症の悩みは、日常生活のさまざまな場面で大きなストレスになりますよね。特に、その悩みが職場のストレスや辛い人間関係から始まっているとしたら、日々の苦しみは計り知れません。
今回は、僕が主宰するWaReKaRaゼミのメンバーであるYさんにインタビューを行い、ある出来事をきっかけに発症した視線恐怖症、そして「目を見て話せない」という正視恐怖症の悩みを、3年間かけてどのように改善してきたのか、そのリアルな道のりをお伺いしました。
この記事では、Yさんの体験談を通して、視線の悩みの具体的な症状から、改善のきっかけとなった考え方、そして日々の生活で実践できる具体的なアプローチまで、詳しくご紹介します。
今、同じような悩みで苦しんでいるあなたにとって、この記事が希望の光となり、変わるための一歩を踏み出す勇気に繋がれば嬉しいです。

〜目次〜
きっかけは社会人になってからのパワハラ

「視線の悩みを感じ始めたのはいつ頃でしたか?」
Yさん:最初に視線のことを意識したのは、社会人になってからです。
それまでは人見知りやコミュ障ぐらいに思っていたのですが、5〜6年前にパワハラを受けていた時に、急に人の目が見れなくなったり、周りの人の視線が異常に気になったりするようになりました。パワハラが明確なきっかけでしたね。
年齢で言うと32、3歳の頃です。それまでは特に視線で悩むことはありませんでした。

思春期など学生の頃に発症する方も多いですが、Yさんのように、大人になって特定の辛い出来事がきっかけで対人関係の悩みや視線恐怖症が顕在化するケースも少なくありません。それまで何ともなかったのに、突然世界が変わってしまったように感じる辛さは、本当に苦しいものだと思います。
下を向き続けた日々…当時の具体的な症状とは?

「具体的な症状や当時の辛さについて教えてください」
Yさん:例えば、会議でたくさん人がいると、前のプロジェクターを見ようとしても周りの人の視線が気になってしまい、ずっと下を向いていました。脇見恐怖症の感覚に近いかもしれません。
また、対面での打ち合わせでは、相手の目を見ることができず、ひたすら下を向いて話していました。
相手の目を見ようとすると、頭が真っ白になって何も考えられなくなり、動悸が激しくなるんです。
その結果、仕事でも日常生活でも、人と目を合わせないようにずっと下を向いて生活するようになっていました。すれ違う時や電車に乗る時も同じです。脇見恐怖も他者視線恐怖も、視線にまつわる不安の全部が複合的に出ていたと思います。

このように、特定の状況だけでなく、日常生活のふとした瞬間にも症状が現れるのが視線恐怖症の辛いところです。また、一つの症状だけでなく、複数が表れることも多いです。
Yさんの話から、常に周囲を警戒し、心も体も休まらない日々を送っていたことが伝わってきますね。

「自分の目が怖い」加害意識の正体
「そもそもなぜ人と目が合うのが嫌だったと思いますか?」
Yさん:僕はどちらかと言うと「加害意識」が強かったですね。
目がパッと合っても、すぐに避けてしまう。なぜなら、「自分の視線が相手に不快感を与える」という強い思い込みがあったからです。
当時、仕事のストレスで疲弊していて、毎朝鏡を見ると、自分の目が「死んだ魚のような目」に見えました。
「こんな怖い目つきで人を見たら、不快に決まってる…」
「悪く言われるんじゃないか…」
「攻撃されるんじゃないか…」と。
実際に何か言われたわけではないのに、そう勝手に思い込んでいたんです。
さらに、その経験から「周りはみんな敵だ」という対人恐怖も重なり、ますます目が合わせられなくなりました。

自分の視線が他人に害を与えるという「加害意識」は、視線恐怖症、特に脇見恐怖症の方に多く見られる特徴です。Yさんのように、ストレスや自己否定感が強い時期に、鏡に映る自分の姿がきっかけで、その思い込みが強化されてしまうことがあります。
症状改善への道のりとターニングポイント

「なぜ僕のカウンセリングを受けようと思ったのですか?」
Yさん:辛い状況から解放されて、少し客観的に自分を見れるようになった時、「このままじゃダメだ」と思ってネットで検索したのがきっかけです。
そこでザッキーさんのセミナーを見つけました。写真を見た時に「この人なら安心して話せそうだな」という安心感があったのが一番ですね。
また、プログラム内容も魅力的でした。カウンセリングだけでなく、毎日ワークや合宿、グループワークなど、パッケージ化されていて。特にカウンセリングを受けたいと思っていたので、内容を考えると値段も高いとは感じませんでした。

カウンセリングやサポートを選ぶ上で、「この人なら信頼できる」という安心感は非常に重要です。僕自身も同じ悩みで苦しんだ経験があるからこそ、皆さんに寄り添える部分があるのかもしれません。
「カウンセリングやサポートを受けて、考え方はどのように変わりましたか?」
Yさん:まず、カウンセリングの中で学んだ「認知行動療法」のベースになっている考え方についてですね。
それまでは「自分の視線が周りに迷惑をかけている」と自動的に考えてしまっていたのですが、それは事実ではなく、あくまで自分の「解釈」や「思い込み」に過ぎないんだということを知りました。
この「物事の捉え方を変える」という考え方が、大きな発見でした。
また、それまでは、「ちゃんと相手の目を見て話さないといけない」と強く思い込んでいました。
でもカウンセリングで、「別に相手の目を見てもいいし、しんどかったら見なくてもいい。目を合わせることだけがコミュニケーションの全てじゃない」と教わったんです。「見なきゃいけない」という固定観念から解放され、「見ても見なくてもいい」という選択肢があることに気づけたのが、とても大きかったですね。

「〜しなければならない」という完璧主義的な思考は、自分を追い詰め、症状を悪化させる原因になります。Yさんのように、考え方の柔軟性を持つことが、改善への大きな一歩となるんです。
「僕以外のメンバーからのフィードバックは効果がありましたか?」
Yさん:はい、ものすごく効果が大きかったです。
カウンセリングで学んだ考え方を、内観合宿で実践し、他のメンバーから「Yさんの視線で不快感を感じることは全くないよ」と直接言ってもらえたことで、「ああ、本当にそうなんだ」と腑に落ちました。
こういう、悩みについての話などは職場では絶対にできないので、同じ悩みを持つ仲間がいる環境は本当に貴重でした。

一人で抱え込んでいると思い込みはどんどん強固になりますが、安心できる環境で他者からの客観的なフィードバックを得ることで、その思い込みは少しずつ溶けていきます。これが、僕がグループワークや合宿を大切にしている理由です。
「他に効果を感じたアプローチはありますか?」
Yさん:WaReKaRaゼミで学んだこと以外に何かをしたということはないのですが、特に効果があったのは「ABC理論」と「曝露療法」です。この二軸でかなり良くなった感覚があります。ビデオフィードバックや、呼吸法、漸進的筋弛緩法なども、今でも職場で使っています。
また、筋トレも続けています。体を動かすことで姿勢が良くなり、頭もすっきりする。心と体は繋がっているので、体が健康であることが心の安定にも繋がると実感しています。今では運動はマストですね。
症状改善を経て、これからチャレンジしたいこと
「症状が改善したいま、これからチャレンジしたいことはありますか?」
Yさん:僕もザッキーさんみたいに、海外を旅してみたいです!仕事の都合で長期の休みは難しいですが、ザッキーさんに触発されて、この夏、初めての海外一人旅で台湾に行くことを決めました。来年は東南アジア、そのうちインドにも行ってみたいです。
他にも、音楽(ピアノやギター)、ダンス、ボイストレーニングにも挑戦したいですし、山登りや旅行も楽しみたい。家庭を持つことや転職、そして今始めているnoteでの発信や英語の勉強も続けていきたいです。やりたいことがたくさんあります!

悩みを乗り越えた先には、こんなにもたくさんの「やりたいこと」が待っているんですね。Yさんのキラキラした表情から、人生を心から楽しんでいる様子が伝わってきて、僕も本当に嬉しくなりました。
おわりに:一人で抱え込まず、頼る勇気を持とう
今回は、つらい経験をきっかけに視線恐怖症・正視恐怖症に悩み、3年間かけて改善してきたYさんの貴重な体験談をお届けしました。
Yさんの物語から、僕たちが学べることはたくさんあります。
- 辛い経験が症状の引き金になることがあること。
- 「加害意識」という思い込みが、自分をさらに苦しめること。
- 改善の鍵は「認知の変容」と「安心できる環境」にあること。
- そして、一人で抱え込まず、専門家や仲間を頼ることの重要性。
Yさんは、悩んでいた過去の自分に対して何か言うとしたら「とりあえず、WaReKaRaに入ろうと言いたい」と話してくれました。それは、一人では変われなかった、頼ることで道が開けたという実感があるからだと思います。
この記事を読んでくださっているあなたも、もしかしたら一人で悩み、出口の見えないトンネルの中にいるように感じているかもしれません。
でも、大丈夫です。Yさんのように、必ず変わることができます。大切なのは、「一人で何とかしようとしないこと」そして「変わるための一歩を踏み出す勇気」です。
その一歩が、あなたの人生を大きく変えるきっかけになるはずです。僕も全力で、その一歩を応援しています。
とは言っても、「何から始めたらいいか分からない…」「自分も変われるか不安…」
そんなあなたのために、対人恐怖症・視線恐怖症改善のための「3日間の動画講座」を無料でプレゼントしています。
この講座では、症状改善のために必要な考え方や具体的なプロセス、そして日常生活への落とし込み方まで、僕が持てる知識と経験を全て詰め込みました。
僕自身が脇見恐怖症で苦しんだ経験からの学びや、これまで多くのクライアントさんと接してきた中での気づきなども、包み隠さずお話ししています。きっと、あなたの状況に置き換えて、リアルに感じていただけるはずです。
この無料講座は、将来的には配信をストップするか、有料に切り替える可能性も高いです。過去の僕やYさんと同じように悩んでいるあなたのチカラになりたい。そんな想いで作ったこの講座を、ぜひこの機会にお受け取りください。
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