リフレクティングで加速する自己理解|WaReKaRaゼミ内観合宿 [2023/1/21~1/22]

リフレクティングで加速する自己理解|WaReKaRaゼミ内観合宿 [2023/1/21~1/22]

この記事でわかること

  • WaReKaRaゼミ内観合宿の概要と「自分を深く知る」目的
  • 自己理解を深める事前課題や当日のワーク内容、参加者のリアルな声
  • 新しい試み「リフレクティングタイム」の効果
ザッキー

こんにちは、WaReKaRaゼミ代表『対人不安解消の専門家』ザッキーです。

先日、僕が運営するWaReKaRaゼミで、1泊2日の「内観合宿」を実施しました! 今回はその合宿でどんなことをしたのか、参加してくれたゼミ生の皆さんの声も交えながら、詳しくレポートしていきます。

「自分と向き合うって、具体的にどうやるの?」「リフレクティングって何?」「対人関係の悩みを抱える仲間と交流してみたい」そんな風に思っているあなたにとって、きっとヒントが見つかるはずです。

過去の内観合宿の様子はこちらで紹介しています。

WaReKaRaゼミと内観合宿について

WaReKaRaゼミでは、普段は個人で行うワークや、ZOOMを使ったオンラインでのグループワークが中心ですが、東京や大阪で実際に集まってワークをしたり、そして今回のように、大体半年に一度のペースで合宿も開催しています。

内観」って言葉、聞いたことありますか? 元々は仏教用語なので厳密な意味とは異なりますが、簡単に言うと、WaReKaRaゼミでは「自己理解を深める」ための手法として内観を行っています。内観では様々な質問をされたりワークに取り組むことで、自分の過去や大切にしている価値観などをじっくり掘り下げていきます。

そうすることで、

  • 今まで気づかなかった自分の感情
  • 無意識に繰り返していた思考の癖

などに気づいて、無意識で偏っていた物事の捉え方(解釈)を見直していくことができるんです。

さらに、一人でやるだけでなく、複数人で行うのがポイント。自分が質問をされる時はもちろん様々な気づきがありますし、他の参加者の話を聞く中で、「あ、自分も同じようなことで悩んでたな」と、他人を通して自分自身を知ることもできるんです。

この合宿では、1泊2日というまとまった時間を使って、普段はなかなかできない「自分と向き合う」作業に、がっつり取り組んでいきます。

参加したゼミ生の声

意外と2日間はあっという間で、短い時間でしたが凄く人間的に成長させてもらいました。

参加したゼミ生の声

初めて自分の悩みを否定されずに聞いてもらえた上に解決策を一緒になって考えてくれました

二日間という時間ではありますが、「今まで何年も悩んできたのに気づいていなかったことに、気づくことができて、前に進む道筋が見えた」という方も多かったです。

「悩みや弱みを話しても否定されずに、前向きに話ができる」という体験にも価値を感じていただけていました。

事前課題とその効果

実は、合宿は当日いきなり始まるわけではありません。参加が決まった皆さんには、まず「事前課題」として、いくつかの質問に答えるシートに取り組んでもらいます。

こんな感じで、事前に一人でじっくり自分自身と向き合って、考えを文章にする時間を持ってもらうんです。これだけでも、

  • 自分を客観的に見つめ直せる
  • 過去の出来事や、見て見ぬふりしていた課題と改めて向き合える

といった効果があって、かなり気づきが多いです。

「自分を見つめ直す」ということって、頭では「やったほうが良さそうだな」と分かっていても、日々の忙しさの中で後回しにしがちですよね。だからこそ、「内観合宿」という特別な機会を使って、ある意味、強制的に自分と向き合う時間を作ることが大切だと僕は考えています。

実際に参加したゼミ生からは、こんな声もいただいています。

参加したゼミ生の声

事前課題を通して、自分が何を大切にしたいかが分かり、これからどうしたいかが見えた。自分の歴史を目で確認して頑張って生きてきたんだと認識できた。

このように、合宿当日を迎える前から、自分の考えがある程度整理されたり、自己肯定感が高まったりする効果も期待できるんです。

内観合宿の概要

上記のように、土日で朝から夕方までみっちりワークを実施していきます。

合宿には20代から40代の方まで、10名ほど参加されました。

ワークごとに2人ペアで行ったり、3〜5人1組で行います。

今回は、広めのゆったりとした空間で、畳のスペースでもあったので、直接座って同じ目線でざっくばらんにワークや対話をすることができました。

内観合宿の前提:安心・安全な場づくり

合宿を始めるにあたって、僕がいつも大切にしているのが「心理的安全性」の確保です。これは毎回、しつこいくらいに皆さんと共有する、とても重要な前提です。

具体的には、以下のようなルールを設けています。(※一部抜粋)

  • 何を言っても大丈夫 :ここでの悩みの共有や発言が外部に漏れることはありません。
  • 否定しない :他の人の意見や感情を否定せず、まずは受け止めましょう。
  • アドバイスより共感 :無理してアドバイスをするよりも、相手の気持ちに寄り添うことを大切にしましょう。

「こんなこと言ったら、変に思われるかな…」なんて心配があると、安心して自分の気持ちを話せませんよね。

WaReKaRaゼミに集まるメンバーは、あがり症、社交不安障害、対人恐怖症など、何かしらコミュニケーションに苦手意識を持っている人がほとんどです。だからこそ、

この場所なら、何を言っても大丈夫なんだ
この人たちなら、僕の話を否定せずに聞いてくれる

という安心感が、ものすごく重要なんです。普段、職場や友人関係の中ではなかなか話せないような悩みや弱音も、ここでは安心して吐き出せる。そんな場作りを徹底しています。

参加したゼミ生の声

自分の悩みや克服すべき課題を第三者が嫌な顔せずに聞いてくれて、一緒に考えてくれる場が欲しくて参加しました

まさに、こういう場を提供したいと思って、WaReKaRaゼミを運営しています。悩みを共有できる仲間がいるって、本当に心強いですよね。
普段は中々自分の悩みや課題を出しても大丈夫なのかわからないことが多いと思いますが、WaReKaRaゼミ内ではみんな何かしら人間関係やコミュニケーション、対人不安の症状に悩んでいる人たちなので安心して弱みも共有できます。

各ワークの後には、全体で感想などをシェアする時間も設けました。人前で話すのが苦手なメンバーも、「せっかくの機会だから」と、勇気を出して自分の意見や感想を話してくれました。その姿を見ていると、僕も本当に嬉しくなりますし、皆さんが着実に前に進んでいることを実感できました。

メインワーク:「カラを破る目標シェアワーク」とリフレクティング

カラを破る目標シェアワーク
ゴールは主体的な自分で行動できるようになることです。
文章に当てはめてみんなに話しましょう。
【課題】私はいま〜という課題を感じています。
(過去の自分の傷、現在悩んでいること)  【未来】これからは~していきます。
(自分にとっての1番の幸せ、自分のあり方、理想の姿、これからどう生きたいかを話しましょう)

今回の内観合宿では、2日間を通して様々なワークを行いましたが、その中でも特にメインとなったのが「カラを破る目標シェアワーク」です。

WaReKaRaゼミという名前には、「自分のカラを破る」という意味も込められています。僕たちは、過去の自分から一歩踏み出して、理想の自分に近づいていくための「行動」をとても大切にしています。

このワークは、合宿1日目の後半、参加者同士がある程度打ち解けて話しやすい雰囲気になった頃に行います。一人ずつ、みんなの前で「自分の本当にやりたいことや目標」を発表してもらうんです。

そして、聞いている他のメンバーは、ただ聞いているだけではありません。以下のような視点を持って、発表者の話に耳を傾けます。

カラを破る目標シェアワークで聞き手が持つ視点
■どうやったらその人が理想の未来を実現できるだろうかという視点
・これで行動できそう?達成できそう?できないとしたらどんな制限がありそう
・〇〇とは具体的にどういうこと?どんな状態?
■その人の本当にしたいことを聞いていく視点
・〇〇さん自身が自発的にしたいこと?「べき」になってない?
・どうしてそれがしたいのか好奇心を持って聞く。
・実現すると(行動に移すと)どうなりそう?
■感じたことを伝えて応援するだけでもOK
・相手に対して思ったことを素直に伝える
・鼓舞する言葉をかける

このような視点を持って質問をしたり、感じたことを伝えたりしながら、発表者の目標達成をみんなで後押しするような対話を行っていきます。

新しい試み:「リフレクティングタイム」

さらに、今回の合宿では、前回までと少し変えて、新しい試みを取り入れてみました。それが「リフレクティングタイム」です。

これは、「相談者の前で、精神科医や看護師などの専門家同士が、その相談者について話し合う時間」のことで、「オープンダイアローグ」という対話を元にした治療手法の中で設けられる時間のことです。

内観合宿ではこのオープンダイアローグのリフレクティングタイムを元にして、WaReKaRaゼミに参加している他のメンバーが相談者の前で話し合います。もちろん、それぞれのメンバーは専門家ではありませんが客観的な視点や気づきを得ることは十分にできます。

具体的には、目標を発表したAさんについて、聞いている側のBさん、Cさん、Dさんが、Aさんを目の前にしながら、Aさんの目標や課題について「Bさん、Cさん、Dさん同士で」対話をする、という形式です。

このリフレクティングタイムが、今回、非常に好評でした

参加したゼミ生の声

直接アドバイス、意見を言ってもらうより、 自分がいないとみなして話してもらうのを聞くことでより客観的な意見を言ってくれているように思えた

参加したゼミ生の声

本来、本人の前では言いづらいことや、なんとなく解決策が浮かぶけど抽象的過ぎて対象者には伝えると返って悩ませそうな時でも、みんなの知識と経験からのアドバイスで具体化して伝えれるようになること。

直接一対一で言われると身構えてしまうようなことでも、他の人が自分について話しているのを聞くという形式になることで、俯瞰的に、客観的に自分の悩みや目標を見つめ直すことができたようです。

また、目標を発表した人だけでなく、聞いている側(リフレクティングする側)にとっても、「直接本人にはちょっと言いづらいな…」と感じることや、まだまとまっていないアイデア段階の意見なども、他の参加者と対話する中で表現しやすくなる、というメリットがあったようです。

このリフレクティングという手法は、自己理解を深める上で、とても有効だと感じました。

懇親会と目標宣言

1日目のワーク終了後には、懇親会として、参加メンバーみんなで食事をしました。
食後は、ボードゲームをしたり、雑談したり。

参加したゼミ生の声

ワーク中に少しずつ人となりが分かりコミュニケーションも取れてきた頃なので、更に一緒に食事する事で仲良くなりやすかったので良かった。お酒も飲んだりして段々自分の素を出せた

土曜日の日中に、ワークを通してじっくりコミュニケーションを取ってきて自己開示をした後なので、皆さんかなりリラックスして、より素に近い自分を出しやすい状態になっていました。ワーク中には聞けなかったような、プライベートな話で盛り上がったりもしましたね。

中には、大人数で集まって食事をするのが苦手…というメンバーもいましたが、周りのメンバーが自然に話しかけたり、ご自身からも勇気を出して話しかけてみたりすることで、「意外と大丈夫だった」「楽しかった」という成功体験に繋がったようです。

ワークの時間だけでなく、こういった交流の時間も含めて、「ありのままの自分を出しても大丈夫」「ここにいるみんなは味方なんだ」と感じてもらうこと。そして、小さな成功体験を積み重ねてもらうこと。これも、今回の合宿の大切な目的でした。

そして、合宿の最後には、メンバー全員の前で、自分の目標を色紙に書いて発表してもらいました。

(目標を書いた色紙を持つ参加者の写真 )

言葉にして宣言することで、自分自身を奮い立たせることができますし、お互いの目標を知って、応援し合える関係性を築くこともできます。みんな、とても晴れやかな表情で発表していたのが印象的でした。

おわりに

今回のWaReKaRaゼミ内観合宿、参加してくれたゼミ生の皆さんからは、こんな嬉しい感想をいただきました。

参加したゼミ生の声

普段言えない悩みや思いを持っている人こそこの機会に人に話すことができるきっけとなる合宿なのかなと思います。また自分の気づきや他人からの意見での学びがたくさん得られる合宿でした。

参加したゼミ生の声

他のワレカラの人と深く関われるので、参加して良かったと思ってます。
凄く楽しかったので、あっという間だったしもっと皆と過ごしたかった。

皆さんにとって、多くの学びや気づきがあり、非常に実りのある2日間になったようで、僕も本当に嬉しいです!

内観=自己理解を深める」とだけ聞くとなんだか簡単そうですが、実際に深く自分を知るというのは、一人ではなかなか難しいものです。普段の忙しい日常からあえて離れて、今回のような非日常的な環境でまとまった時間を確保し、自分自身と向き合うことがとても大切です。

そして、「何年も悩んできたことに、新たな気づきが得られた」という声からも分かるように、一人で考え込むだけでなく、信頼できる仲間と対話していくことも、自己理解を深め、前に進むためには非常に重要になります。今回導入したリフレクティングも、その助けになったと感じています。

もしあなたが、

  • 対人関係の悩みから解放されたい
  • もっと深く自分のことを知りたい
  • 同じような悩みを持つ仲間と繋がりたい
  • 自分を変えるきっかけが欲しい

そう感じているなら、WaReKaRaゼミはきっとあなたの力になれるはずです。

WaReKaRaゼミでは、今後も半年に一度のペースで定期的に内観合宿を開催していく予定です。今回の記事を読んで、WaReKaRaゼミや内観合宿、リフレクティングに興味を持ってくれた方は、ぜひお気軽にご連絡くださいね。

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あなたの勇気ある一歩を、心から応援しています。