【対人恐怖症を自力で克服】簡単3ステップの不安解消ワーク!

【対人恐怖症を自力で克服】簡単3ステップの不安解消ワーク!

動画でご覧になりたい方はこちら。約12分の動画です。

この記事でわかること

  • 対人恐怖症を克服するために最も大切なこと
  • 不安の正体を明らかにする具体的な3ステップのワーク
  • ネガティブな思い込みを覆すための「思考の裁判」とは?

ザッキー

こんにちは、WaReKaRaゼミ代表「対人不安解消の専門家」ザッキーです

  • 「人との関わりに強い不安を感じる…」
  • 「対人関係の悩みで、毎日が辛い…」

もしかしたら、あなたもそんな風に感じていませんか?
それは、決して特別なことではなく、対人恐怖症かもしれません。実は、対人恐怖症は10人に1〜2人が経験するとも言われていて、多くの人が悩んでいるものなんです。

今回の記事では、そんな対人恐怖症の克服に向けた第一歩として、誰でも簡単に取り組める具体的なワークを紹介します。この記事を読みながら一緒に進められる内容なので、ぜひ最後までご覧ください。

そもそも対人恐怖症とは?自力で克服するために知っておきたい症状や原因

そもそも対人恐怖症とは?自力で克服するために知っておきたい症状や原因

ワークを始める前に、まずは「対人恐怖症」について簡単に理解を深めておきましょう。対人恐怖症とは、人と関わることに強い不安や恐れを感じる状態のこと。医学的には「社交不安障害(SAD)」とも呼ばれています。

単なる人見知りとは違い、日常生活に大きな支障をきたしてしまうこともあるのが特徴です。

対人恐怖症の症状は、人によって本当にさまざまです。具体的には、以下のようなものが挙げられます。

  • 人前で話すときに心臓がバクバクしたり、声が震えたりする
  • 視線が気になって、どこを見ていいか分からなくなる
  • 顔が赤くなる(赤面)、汗が止まらなくなる
  • 「他人からどう思われているか」が頭から離れない
  • 人との会話を避けてしまい、強い孤独感を感じる

原因もまた一つではなく、人それぞれですが、主に以下のようなことが考えられています。

  • 過去のネガティブな体験やトラウマ
  • 自己肯定感の低さ
  • 完璧主義的な性格

もちろん、必ずしも原因が特定できるわけではありません。大切なのは、「今、対人恐怖症で悩んでいるのはあなた一人だけじゃない」ということです。そして、対人恐怖症は適切な対処をすれば、自力での克服も目指せるもの。ぜひ、希望を捨てないでくださいね。

対人恐怖症を自力で克服するために最も大切なこと

対人恐怖症を自力で克服するために最も大切なこと

では、対人恐怖症を自力で克服する上で、まず何が大切だと思いますか?

それは、「今の自分の心の状態を正しく理解する」ということです。

「え、そんなこと?」と思うかもしれませんが、ここが出発点です。

対人恐怖症の根っこには、“何かしらの不安”があります。

その不安がどんな場面で生まれ、どんな考えが浮かび、どう反応してしまうのか。それを整理していくことが、克服への第一歩なんです。

今回紹介するワークは、「自分の不安を見える化し、整理する」ための3ステップです。

これを通して、あなたの心の中で起きているパターンが少しずつ見えてくるはずです。

【実践】対人恐怖症を自力で克服するための3ステップワーク

【実践】対人恐怖症を自力で克服するための3ステップワーク

それでは、いよいよここからが本題です。紙とペンを用意して、一緒にワークを進めていきましょう!もちろん、スマホのメモ機能などでも大丈夫です。

記事を読むのを中断してワークをしたり、分からなくなったら戻ったりしながら、あなたのペースでゆっくり取り組んでみてくださいね。

今回のワークは、認知行動療法(CBT)という心理療法の考え方も取り入れています。

難しく考えず、「まず書いてみる」ことから始めてみましょう。

Step1:不安を感じる具体的な場面を書き出す【対人恐怖症 克服ワーク】

Step1:不安を感じる具体的な場面を書き出す【対人恐怖症 克服ワーク】

まずは、あなたが普段どんなときに不安を感じるのか、人との関わりで「苦手だな」「怖いな」と思う場面をできるだけ具体的に書き出してみましょう。

このステップの目的は、頭の中でモヤモヤしている不安を言葉にして「見える化」すること。

書くことで、自分の不安を客観的に見つめられるようになります。

小さなことでも大丈夫です。正直な気持ちを書き出してみてください。

【書き方の例】

状況:初対面の人と話す時
変化:相手がどう思うか気になって、言葉が出てこなくなる。


状況:会議で発言する時
変化:自分の意見が間違っているんじゃないかと不安になり、声が震える。


状況:友人との会話中
変化:相手の表情が気になり、「自分はつまらない人間だと思われているかも」と考えてしまう。


このように、「どんな状況で」「自分がどう変化するか」をできるだけ具体的に書いてみましょう。

Step2:「なぜ?」を問いかけ、不安の理由を見つける【対人恐怖症 克服ワーク】

Step2:「なぜ?」を問いかけ、不安の理由を見つける【対人恐怖症 克服ワーク】

次に、Step1で書いた内容をもとに、

「なぜ自分はそう感じるのか?」を一言で書いてみましょう。

たとえば、

  • 「嫌われそうだから」
  • 「変だと思われそうだから」
  • 「間違えたら恥ずかしいから」

など、思いつくままでOKです。

多くの場合、その理由は過去の経験やトラウマから来ていることが多いもの。

たとえば「以前こう言われた」「あのとき笑われた」など、

過去に傷ついた出来事が“また同じことが起こるかもしれない”という不安を生み出しています。

【書き方の例

状況: 初対面の人と話す時

変化: 相手がどう思うか気になって、言葉が出てこなくなる。

なぜ?: 嫌われそうだし、変に思われそうだから。


状況: 会議で発言する時

変化: 自分の意見が間違っているんじゃないかと不安になり、声が震える。

なぜ?: 間違ったら笑われそうで、恥ずかしい気がするから。


状況: 友人との会話中

変化: 相手の表情が気になり、「自分はつまらない人間だと思われているかも」と考えてしまう。

なぜ?: 相手の顔が曇ると、「きっと私のせいだ」と感じてしまうから。

すぐに理由が出てこなくても大丈夫です。

過去を思い出すのが辛いときは無理せず、心が落ち着いているタイミングで取り組んでくださいね。

Step3:「それって本当?」思考の裁判で思い込みを検証する【対人恐怖症 克服ワーク】

Step3:「それって本当?」思考の裁判で思い込みを検証する【対人恐怖症 克服ワーク】

最後のステップでは、Step2で書いた「なぜ?」の部分に対して、「それって本当に事実?」と問いかけてみましょう。

人は一度浮かんだ考えを“真実”だと思い込んでしまいがちですが、冷静に見つめ直すと、実はただの思い込みだった――ということもよくあります。

ここでは、ちょっとした“思考の裁判”を開くような気持ちで、自分の考えにやさしくツッコミを入れていきましょう。

【書き方の例

状況: 初対面の人と話す時

変化: 相手がどう思うか気になって、言葉が出てこなくなる。

なぜ?: 嫌われそうだし、変に思われそうだから。

反論(別の見方): 本当に嫌われる? 相手も緊張しているかもしれないし私が話しかけることで安心しているかもしれない。


状況: 会議で発言する時

変化: 自分の意見が間違っているんじゃないかと不安になり、声が震える。

なぜ?: 間違ったら笑われそうで、恥ずかしい気がするから。

反論(別の見方): そもそも完璧な発言なんてない。発言する勇気そのものが大事。


状況: 友人との会話中

変化: 相手の表情が気になり、「自分はつまらない人間だと思われているかも」と考えてしまう。

なぜ?: 相手の顔が曇ると、「きっと私のせいだ」と感じてしまうから。

反論(別の見方): 相手が疲れているだけかもしれない。相手の気分は、自分のせいとは限らない。

このように「反論(別の見方)」を追加していくことで、これまで“当たり前”に思っていた考えが、実はただの思い込みだったことに気づけるようになります。

「step2で出た内容を否定しよう!!」ではなく、「別の考え方や見方、可能性はないかな?」というふうに視野を広げるような感覚でやってみることが大事です。

最初は少し難しく感じても大丈夫。

少しずつ練習していくうちに、自然と自分の考えに距離を置けるようになっていきます。

まとめ:対人恐怖症の自力克服は「自分を理解する」ことから

ここまで、3つのステップを一緒に進めてきました。

お疲れさまでした。

  • Step1:不安を感じる場面を書き出す
  • Step2:なぜそう感じるのかを言葉にする
  • Step3:その考えが本当かどうかを見直す

この3ステップを通して、あなたは「自分の心の中で何が起きているのか」を少し整理できたはずです。

不安は、放っておくと大きくなる一方ですが、こうして言葉にして整理することで、“ただの思い込みだった部分”や“過去の出来事に縛られていた部分”に気づくことができます。

対人恐怖症を克服する第一歩は、不安を消すことではなく、「自分の不安を正しく理解すること」です。

理解できれば、あなたの心は少しずつ安心を取り戻していきます。

今回紹介したワークは、一度きりではなく、不安を感じたときに何度でも繰り返してやりましょう。

書くたびに、心の中の整理が進み、「前より少しラクになったな」と感じられる瞬間がきっと増えていくはずです。

そしてもし、

  • 「このやり方で合っているのかな?」
  • 「もう少し深く理解したいな」

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